小林剛×多井隆晴が新設『Mリーグ』を語り尽くす! 何故「コバゴーは勝てるのか」麻雀のセオリーを覆す「正論」に驚愕!?
先月17日、優勝賞金5000万円を誇る『Mリーグ』が発足。大手一流企業が名を連ねた前代未聞のビッグタイトルの開幕10月1日に向け、麻雀界は大きな革命の最中にいる。
そういった中、史上初となる「ドラフト会議」が今月7日に開かれることが決定。麻雀プロにとって「その後の運命を決定付ける」と述べても決して過言ではない、壮絶な瞬間になることは間違いないだろう。
そこで今回、麻ch.編集部は現在『RTDリーグ』(AbemaTV)でも活躍する”コバゴー”こと小林剛プロ(麻将連合)にインタビューを敢行。すでに準決勝だけでなく、決勝さえ「当確」といわれている”絶好調ロボ”を直撃した。
我々も”ロボ”にインタビューを試みるのは初めてだが、今回は自信がある。何故なら、麻雀界のご意見番「最速最強」を誇る「アノ男」を助っ人に招集したからだ――。
――今日はよろしくお願いします。多井さんもありがとうございます。
小林剛プロ(以下、小林):よろしくお願いします。何故、ここに……。
多井隆晴プロ(RMU、以下、多井):来ちゃった。剛くんのことが心配だから。
――(笑)。ではさっそく、先日Mリーグ創設が発表された。
小林:「ありがたいな」「ついに報われるかな」という感覚はあります。実際に自分が選ばれるかはわかりませんけど、まずは「ありがたいな」という気持ちが一番にありますね。
――Mリーグ創設を機に今後は、大きな注目を浴びることが予想される。
小林:僕がプロになって23年経ちますが、さすがにこうなるとは予想できなかったですね。「どこかの団体が、大きくなるのかな」とかは考えていましたけど、想像を超える状況だと思います。
――少し気が早いがMリーグのルールとして「赤ドラ」の存在が注目されている。
小林:赤ありも無しも慣れているので、すぐに対応はできるかなと。特に僕の打ち方は手数が多いので「自然に手が高くなってくれる赤ドラ」が増えるのはありがたいですね。少なくとも自分にとっては、マイナスにはならないと思います。
――仮に小林さんがMリーガーになったら、一緒のチームで戦ってみたい人は。
小林:うーん、そうですね……(隣をチラッと見て)ここにいると言いづらいなあ(笑)。
多井:誰でもいいんだよ!(笑)
小林:……多井隆晴、鈴木たろう(日本プロ麻雀協会)、石橋伸洋(最高位戦日本プロ麻雀協会)辺りになると思いますね。
――なるほど。選出の理由は。
小林:完全に勝つためにですね。(実際に今年1月の『新春!27時間RTD駅伝』(AbemaTV)では、たろうプロと石橋プロを指名している。さらに多井さんも指名したかったとか……さすが麻雀ロボ、ブレない)
多井:僕は好みで選んじゃうけど、剛くんは勝つことしか考えない。
小林:むしろ「チームのために」って無茶しちゃう人の方が仲間にしづらいです。3人で80半荘打ちますけど、1人で80半荘打つつもりで戦ってほしいですね。