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小林剛×多井隆晴が新設『Mリーグ』を語り尽くす! 何故「コバゴーは勝てるのか」麻雀のセオリーを覆す「正論」に驚愕!?

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小林剛×多井隆晴が新設『Mリーグ』を語り尽くす! 何故「コバゴーは勝てるのか」麻雀のセオリーを覆す「正論」に驚愕!?の画像4

小林:強いて要因を挙げるなら、「麻雀」というゲームの捉え方が、みんなとは違うところでしょうか。

 鈴木たろうもよく言うんですけど「常識を疑え」と。僕もたろうも、みんながセオリーだと思っているものが「実はセオリーじゃない」と言えるものがたくさんあって、それらをある程度、実践できているのが1つの要因かもしれません。それでも出来過ぎだとは思いますけど。

――例えば。

小林:「鳴いたら守備力が下がる」ですね。みんな、鳴いて振り込んだら「鳴かなきゃよかった」と後悔しますけど、逆に鳴かないまま振り込んだ際に同じように後悔できるのか。鳴かなくても、同じように押していたかもしれないし「鳴くことで放銃を回避できているケース」もあるんですよ。

――それは食い流れとかですか?

小林:いえ、そうではなくて。まず相手がアガる前に「自分が先にアガってしまう」が一番ですよね。自分が押し切ってしまうということは、必然的に相手のアガりは減るんですよ。相手のアガりが減っているのに、自分の振り込みが増えるっていうのは「どれだけ前に出ているんだ」って話になりますよね。

 RTDリーグでのアガり率は平均20%くらいですけど、僕は23%くらいある。そうなると「僕と戦う時の相手3人は19%」に下がっているんです。相手の手数が減っているのに、自分の振り込みが増えるわけない。なので、アガり率を上昇させることができれば、多少前に出るケースが増える分は危険な思いをしますけど、結果的に放銃率は上がらないんです。

――なるほど「攻撃は最大の防御」というわけですね。

小林:昔からずっと、このスタイルでしたね。高校1年の時に麻雀を覚えて、そのまま来た感じです。昔から「安い、せこい」と言われてきましたが、なんか最近通用する気がしてきています(゜ー゜)。

――(笑)。ではプロの試合ではあまりないが、仮に「食いタンなし」だとどうなる。

小林:ほとんどやったことがないんですけど、最近たまたまやらせてもらう機会があって……もうどうしたらいいのか、わからなかったですね。村上淳(最高位戦)とかだと活き活きすると思うんですけど、僕の場合は手順から変わっちゃうんで……「食いタンなし」はちょっと参りましたね。

――ただ、RTDリーグもMリーグも「アリアリ」ルール。小林剛は健在。

小林:以前「僕と打ちたい」という方が同卓されて、僕が鳴いて1000点をアガると喜んでくれるようになったんです。ありがたいですよ。

多井:羨ましい!僕だと、満貫アガらないと喜んでもらえないからϵ( ‘Θ’ )϶。

――多井さんは「満貫おじさん」ですから。

多井:ただ誤解しないでほしいのは、剛くんは親の時に変に仕掛けて1500点をアガったりはしないんだよね。そこを(鳴くのを)スルーして4000オール、6000オールを狙ってくるんですよ。そこはみんな騙されてるよね。

小林:皆さんが誤解されてるもう1つの点は「親は連荘しなきゃ」という認識ですね。それは実は間違っているんですよ。

――いやいや、親番はアガりたいですよ!

小林:親って「アガり点が子の1.5倍」で一見、凄いチャンスに見えるじゃないですか。でも仮に、子で1000点の手が1500点になっても、得するのはたった500点。だから親権の維持に拘って、安い手で連荘しててもしょうがないんです。なのに普段リーチする手を、親で「アガりたいから」という理由で黙テンにすると、(役が減って)点数が半分になって余計に損をしているんですね。

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