麻雀Mリーグ「10月22日」豪華絢爛・二階堂亜樹VS高宮まりVS魚谷侑未VS黒沢咲……史上初「オール女流対決」を制すのは!?
『大和証券Mリーグ2018』
前回、10月19日の結果は以下の通り。
【第1戦】
渋谷ABEMAS 多井隆晴 +55.7
赤坂ドリブンズ 村上淳 +7.0
EX風林火山 二階堂亜樹 -20.3
セガサミーフェニックス 魚谷侑未 -42.4
渋谷ABEMAS 多井隆晴
「すごく嬉しいです。色々なところで『ABEMASの流れが悪くなってきた』とか言われてて、今日も控室で『ラスでもいいからトップ獲ってきて』と26歳(松本吉弘)に言われたんで頑張ってトップを獲りました(笑)。
(3度目のトップで個人首位)まだ先は長いので、こんなところで大喜びしてられないんですけど、とりあえずホッとしています。(2着・村上淳と接戦だった)村上さんは赤入りルールに対応して、色々バリエーションが増えている。いつも強いんですけど『さらに手強いな』と思ってます。最後、リーチが来た時はもう負けたと思いました。
チームとして、この先長いので『半分(40試合)終わった時に、貯金が300くらいあればいいかな』と思っています。このまま油断せず、リードしている有利性を活かして、この先もチームを引っ張って行きたいと思います。ありがとうございました」
【第2戦】
EX風林火山 二階堂亜樹 +59.9
赤坂ドリブンズ 園田賢 +9.5
渋谷ABEMAS 松本吉弘 -23.7
セガサミーフェニックス 近藤誠一 -45.7
EX風林火山 二階堂亜樹
「早くここ(勝利インタビュー)に来たかったんで、すごく嬉しいです。これまでにも惜しいところが一杯あったんですけど『やっと(トップが)獲れた』という感じですね。もう悔しくて夜も眠れなくて、朝の6時くらいまで眠れなかったことありました(笑)。
(この日は姉の瑠美も応援に)麻雀の細かいところよりも『とにかく頑張って』と言ってもらえました。本当に『お待たせいたしました』という感じなんですけど、自分でもここまでトップがなくて『もうトップ獲れないんじゃないか』と不安でした。
でも、今の半荘はすごく頑張って『勝ち切ったな』と思える内容だったので、これをきっかけに良くなれば。自分がポイントをたくさん持つことで、チームにも貢献できると思っているので、この先も『今日みたいな麻雀が打てるといいな』と思って頑張っていきたいと思います」
上位1位~4位が激突するMリーグ序盤戦の天王山となった今節。
開幕からの絶好調にやや陰りが見えていた首位・渋谷ABEMASだったが、チームの「大将」多井隆晴が再び強さを見せつけるトップ獲り。下位チームの追い上げムードを挫くと共に、通算3勝目を上げ、個人ランキング首位をさらに盤石なものにした。
一方の第2戦では、EX風林火山・二階堂亜樹が念願の初トップ。
女流初こそフェニックス魚谷侑未に譲ったものの、この日は姉の二階堂瑠美が応援に駆け付けることが公表された上での対局。「炎の3連投」と銘打たれ、本人にも相当なプレッシャーだったはずだ。だが、ここでトップを獲れるのが、これまでずっと女流界を牽引してきた二階堂亜樹たる所以か。麻雀の女帝が、改めてその精神力と底力を見せつけた。