麻雀Mリーグ「10月23日」TEAM雷電「卓上の暴君」瀬戸熊直樹が再び降臨! ファイナル進出を巡る大混戦3~6位の激突を抜け出すのは!?

大和証券Mリーグ2018
前回、10月22日の結果は以下の通り。

【第1戦】
TEAM雷電 黒沢咲 +67.2
EX風林火山 二階堂亜樹 +8.1
セガサミーフェニックス 魚谷侑未 -22.2
KONAMI麻雀格闘倶楽部 高宮まり -53.1

TEAM雷電 黒沢咲
「ホントにプレッシャーでしたね。『いつか、ここ(勝利者インタビュー)に来ることがあるんだろうか……』っていうくらいプレッシャーを感じて。ただ、チームは厳しさの中にもすごく前向きさと明るさがあって、萩原さんや瀬戸熊さんに『思い切って行って来れば、あとは俺たちがなんとかするから』と送り出してもらったので……本当に今、嬉しいです。

(念願の初トップ)まだ始まったばかりで、あまりホッとしてもいられない。なので、トップを獲れたことはすごく嬉しいんですけど『ここから、また気持ちを切り替えて一から戦いたいな』という気持ちです。今日は『とにかく前に出て戦おう』という気持ちを前面に出していきました。

(TEAM雷電に関して)女性の私が入っているんですけど、男らしくて腹を決めたというか、美しくて力強い麻雀だと思います。

ファンの方々からたくさんのメッセージを頂いて、いつもありがとうございます。あと、私の事を一番応援してくれている母が今日誕生日だったので『できたらトップをプレゼントしたい』と思っていたので本当に嬉しいです。今後も頑張りますので、応援よろしくお願いします」

【第2戦】
TEAM雷電 瀬戸熊直樹 +62.5
セガサミーフェニックス 魚谷侑未 +7.5
EX風林火山 滝沢和典 -23.7
KONAMI麻雀格闘倶楽部 佐々木寿人 -46.3

TEAM雷電 瀬戸熊直樹
「最後、ちょっと(セガサミー魚谷の猛追に)バタついちゃって、その辺は『修正しないとな』と思いました。オーラスに入った時は2着争いが激しかったので『このまま自然に(自分がトップのまま)終わればいい』という気持ちだったんですが、途中から『やっぱり自分で決めに行かないと』と反省。ですが、どうにも牌が言うことを聞いてくれなくて……(笑)

(TEAM雷電が連勝を決めた)黒沢選手がすごく頑張ってくれたんで『その頑張りを無駄にしてはいけない』と思って、それで力が入ってしまった。その辺は『チーム戦ならでは』と思いました。

(これで個人2位に浮上)僕自身はまあ、上出来は上出来ですよね。自分がプラス域にあることによって気持ち的にも楽になるし、もうちょっとしっかりした麻雀が打てるようになると思う。精神的に安定すると思いますね。

ようやくチームもプラス域になりましたので、これからますます頑張ります。これからもTEAM雷電と、瀬戸熊の応援をよろしくお願いします」

「AbemaTV」より

 Mリーグ初の女性選手同士の対決となった第1戦。歴史的な一戦を制したのがTEAM雷電の「4番・ファースト・黒沢咲」だった。この日は序盤でしっかりガードを固めると、中盤で持ち前の一発長打が炸裂。その打点力も然ることながら、光ったのはリードを築いた後の巧みなゲームメイクだ。攻めの気持ちを保ちつつ、押し引きのメリハリがしっかりした麻雀で見事個人初トップ。母への最高の誕生日プレゼントとなった。

「雷電の”虎”黒沢の尾を踏んではならない――」他チームのライバルたちに、そう印象付けさせるに十分なハイレベルな内容だった。

 その勢いに続いたのがチームメイトの瀬戸熊直樹だ。第2戦に登場して序盤にリードを築くと、最後はフェニックス魚谷侑未の猛追を退けて連勝。チームを初の”ダブル”に導き、3ケタあった借金を2人で一気に返済。6位に低迷していたチームは4位にジャンプアップし、いよいよプラス域に浮上している。

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