麻雀Mリーグ「10月29日」エース「覚醒」コナミ佐々木寿人VS「絶好調」首位獲りパイレーツ石橋伸洋! 麻雀格闘倶楽部の「下剋上」開幕!?
『大和証券Mリーグ2018』
前回、10月26日の結果は以下の通り。
【第1戦】
KONAMI麻雀格闘倶楽部 佐々木寿人 +86.4
セガサミーフェニックス 魚谷侑未 +20.1
赤坂ドリブンズ 村上淳 -36.9
渋谷ABEMAS 松本吉弘 -69.6
KONAMI麻雀格闘倶楽部 佐々木寿人
「(英語でお願いします)センキューベリーマッチ(笑)
(8戦目にして初トップ)長かったですね。ここまで毎日のように誰かから激励のメールとかLINEとかを頂いて、ファンからも声を掛けてもらって……これだけ情けない成績なのに『いつも通りやってください』と、『応援してます』と、あの言葉が一番大きかったですね。
(チームメイトの)前原(雄大)さんからは『ラスを恐れずに、いつも通りやれ』と。今までの打ち方だと、割と引き気味に打ったりとかしてたんで、背中を押された部分もありました。
(Mリーグ初役満の国士無双)今日はパブリックビューイングがあって『一番いいタイミングでできたかな』と。ここまで見捨てずに見守ってくれていたファンの方々のためにも『できてよかった』と思います。
(初トップも)ホッとしているとかはないですね。これをきっかけに少しでもマイナスを減らせるよう、しっかり打っていきたいと思います。非常にいい舞台で初役満ができました。マイナスはまだ大きいですけど、今まで以上に応援していただけると嬉しく思います。ありがとうございます」
【第2戦】
KONAMI麻雀格闘倶楽部 佐々木寿人 +61.9
セガサミーフェニックス 魚谷侑未 -5.2
赤坂ドリブンズ 園田賢 -5.2
渋谷ABEMAS 白鳥翔 -51.5
KONAMI麻雀格闘倶楽部 佐々木寿人
「(コングラチュレーション)センキュー(笑)。
(これで2連勝)驚きましたね。『ようやく目が覚めてきたかな』という感じがします。手牌が割とよかったのもありますけど、いつものリズムで打てたんじゃないかと思います。
(作戦は)バーサーカーにちなんで”バーカーサー”。『馬鹿のように攻める』ということです(笑)。
この2連勝を浮上のきっかけにしたいですし、今までチームメイトにも迷惑を掛けてきましたし、ファンの皆さんにも心配を掛けてきたので、ここから浮上していきたいと思います。
『お待たせしました』とまだ言える数字でもないんですけど、これをきっかけに少しでもマイナスを減らせるように、とにかくまずは『0』に戻さないと勝負にならない。絶対に優勝争いは諦めてないんで、一生懸命頑張ります。よろしくお願いします!」
首位ABEMASと最下位の麻雀格闘倶楽部との激突が注目されたこの日、両者の「明暗」はくっきりとわかれた。
ここまで最下位に沈んでいる麻雀格闘倶楽部は、エース佐々木寿人の”覚醒”で2連勝。一気に約150Pを上積みし、チームに希望の光を灯した。
逆に首位を快走していた渋谷ABEMASは第1戦を託された松本吉弘が、佐々木に役満・国士無双を振り込んでしまうなど、第2戦の白鳥翔と2人で痛恨の連続ラス……100p以上の貯金を吐き出し、2位U-NEXTパイレーツとの差は35.9Pまで縮まる結果となっている。
両チームの順位こそ変わらないが、結果的にわずか1日で麻雀格闘倶楽部とABEMASの差は250Pほど縮まったことになる。一時はABEMASが大きく抜け出し、逆に麻雀格闘倶楽部が大きく沈む縦長の展開だったが、これこそがMリーグの恐ろしさか。すべてのチームに「希望」と「絶望」が、紙一重で存在していることを象徴したような1日だった。