パチスロ機械割「フル攻略145.5％（設定6）」名機復活の可能性も!? 『アラジン』に続く爆裂機の降臨に期待!!

　先日、大手メーカーサミーが「サミークラシック総選挙」の結果を発表しました。

　サミークラシックとは、過去にリリースされた同社の関連マシンを現行機として再現する取り組み。今年1月にデビューした『パチスロディスクアップ2』や『パチスロアラジンAクラシック』が該当します。

　どちらも好反響を得ていますが、特に後者『アラジン』は感動するレベルの出来栄えといった印象。ドット風の液晶が織りなす情緒ある世界観や、「演出矛盾→MAX BET押下orコイン投入」でATが発動する高揚感などが見事に再現されているのです。

　また単チェリーがチャンスを呼ぶ往年のゲーム性や、AT連チャンを生み出す“状態”もオールドファン興奮の仕上がり。かつての興奮が甦ります。

　このようにスロッターの魂を揺さぶる活躍を見せているサミークラシック。ユーザーが復活を望む総選挙の上位は次のようなラインナップでした。

■4号機部門

・第1位『ハードボイルド2』

・第2位『北斗の拳』

・第3位『ファイアードリフト』

■5号機部門

・第1位『パチスロ交響詩篇エウレカセブン』

・第2位『パチスロ桃太郎電鉄』

・第3位『パチスロ スパイダーマン2』
○○○

　特に注目したいのが4号機部門。パチスロ史上最高の販売台数を記録したレジェンド『北斗の拳』がまさかの第2位という結果となりました。個人的には「北斗一択だろう」と考えていただけに、驚きを隠せません。

　栄えある第1位に輝いたのは『ハードボイルド2』。こちらは現在のARTに似た機能ARを搭載しており、これに加え「ノーマルBB」「スーパーBB」「REG」といった3種類のボーナスで出玉を獲得するゲーム性です。

　ノーマルBBは、リプレイ外しに成功することで小役ナビを獲得できます。スーパーBBは小役を全ナビしてくれるため平均出玉は「600枚前後」。どちらもリプレイ外しを駆使することで、獲得出玉が大きく変わるというテクニカルなマシンでした。

　ARはBB終了後に1/2で当選し、基本的に150G継続する完走タイプ。まれに1000G継続することもあるうえに、AR中に引いたBBは全てスーパーBBになるという爆裂スペックとなっております。

　小役カバーやリプレイ外しなどをしっかりと行いフル攻略した際の機械割は、設定6で驚異の「145.5％」。万枚を余裕で叩き出す爆発力を秘めており、AR1000Gのヒキ次第では2万枚・3万枚も狙える稀代の爆裂機でした。

　私も一度だけAR1000Gを手にしたことがありますが、その時は5000枚を軽々と達成。あの興奮やイケイケ感は、今なお私の脳裏に強烈に焼き付いております。

　また出玉性能だけではなく、液晶演出やリール出目の絡みも秀逸だった印象。第1位に選出されるのも納得のマシンではないでしょうか。

　なお、サミーは今回の結果を参考にして新機種の開発を行う模様。もしかしたら6号機仕様の『ハードボイルド2』が打てる日がくるのかもしれません。

（文=堀川茂吉）
<著者プロフィール>
　オグリキャップで競馬にハマり大勝負を繰り返してきた。その後は『ウルトラセブン』でパチンコの魅力に心酔し、競馬から離れパチンコ・パチスロのみを楽しむというスタイルを貫いている。ウェブ業界においてはライティング業務に従事。現在はパチMaxの編集部員として、主にパチンコ分野に関する記事作成および編集を行っている。パチスロ4号機時代など過去のエピソードも好んで作成しており、当時だからこそ起こり得た経験談を紹介中。

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