「ボーナス×完走型RT」が〝一気大量出玉”を誘発【パチスロ5号機回想】

5号機回想～バーチャファイターT～

　世界初の3D格闘ゲームとして注目を集め、その後のシリーズ作も大ヒット。ゲーム界に多大な影響を与えた超有名タイトルとのコラボマシンが5号機時代の2007年、ロデオの手によって創造された。タイトルはズバリ、『パチスロバーチャファイターT』だ。

　搭載されたボーナスは大別してビッグとREGの2種類。3種類ある同色ビッグは平均315枚、2種類ある異色ビッグは平均210枚、「VF・BAR・BAR」or「BAR・VF・VF」のREGは平均56枚の獲得が見込め、ボーナス消化後は例外なく「チャンスタイム」が始まる。

　このチャンスタイム中に通常リプレイよりも早く特殊リプレイを射止められれば、44G継続の完走型RTへ突入。消化中の1G純増は約0.7枚で、1セット約31枚の増加が見込める。

　もちろん、完走型RTでのボーナス非当選時はチャンスタイムへ再移行。ボーナスと完走型RTとのコンボが、一気大量出玉を誘発する仕組みだ。

REG後のチャンスタイムは激アツ！

　チャンスタイムについて詳しく説明すると、ビッグ終了後のチャンスタイムは3G、REG終了後は10GのSPチャンスタイムがスタート。この間に引いたリプレイはほぼ特殊リプレイに変換されることから、ビッグ終了後の完走型RT突入期待度は約73％であるのに対して、REG終了後のそれは約90％以上にまで跳ね上がる。ちなみに、完走型RT終了後のチャンスタイムにSPチャンスタイムはなく、突入期待度は約50％となる。

　ボーナス重複対象役は複数あり、最も期待度が高いのはベル揃い。このベル揃いや、次いで期待大の幻球揃いはチェリーと同時に揃うことが多いので、左リールチェリー停止時は大チャンスを迎える。

　巨大液晶＆高解像度グラフィックで繰り広げられる演出は迫力満点で、「バトル演出」への発展はボーナスに期待。勝利期待度は対戦相手の組み合わせで変化し、「VSジュン」や「VSデュラル」といったチャンスパターンでなくとも、味方が必殺技を出せば勝利に大きく前進する。

　完走型RT中は獲得したアイテムでボーナス期待度を示唆。ラスト4Gでは先述のバトル演出が始まり、ボーナスの当否がジャッジされる。