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【重賞展望・レパードS】今年の主役は武豊騎手の逃げ馬!夏の3歳ダート重賞に未来のダート界を背負うスター候補が集結!

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repa-do.jpg2015レパードS(JRA公式サイトより)

 今年で創設8年目を迎え、今や貴重な3歳ダート重賞として毎年好メンバーが集うレパードS(G3)が7日(日)、新潟競馬場で開催される。

 過去の勝ち馬には後にダート王となったトランセンドや、ホッコータルマエなどが名を連ねているが、今年も今後のダート界を牽引するような存在が現れるかもしれないだけに要注目だ。

 トランセンドやホッコータルマエに限らず、ダートで頂点に立った名馬の多くは「強力な先行力」を持ち味とする馬が多い。そういった意味でも、今年のレパードSで最も注目すべきは、圧倒的な人気が予想されるケイティブレイブ(牡3歳、栗東・目野哲也厩舎)だろう。

 前走のジャパンダートダービー(G1)は2着に敗れたものの、前走からは+11kgとやや重め残りだったことを考慮すれば、負けてなお強しといった内容。果敢逃げて目標にされながらも粘ったレース内容は、評価されて然るべきものだろう。

 鞍上は晩年に差し掛かって天才的な「逃げ」を見せている武豊騎手だけに、鬼に金棒のような状況。ここは人気集中が予想されるが、世代のダート馬を牽引できる存在になれるかの試金石だ。

 そんなケイティブレイブの最大のライバルになりそうなのが、ユニコーンS(G3)3着のグレンツェント(牡3歳、美浦・加藤征弘厩舎)だ。

 前走のユニコーンSでは3着に敗れたものの、上がり最速を記録。1、2着馬とは3馬身差をつけられたが、前に行った馬が有利な流れだっただけに悲観する内容ではないはずだ。第一、ここにその2頭はいない。

 ケイティブレイブとは4月の伏竜S(OP)で対戦し、その時は2着と3着ながらグレンツェントに軍配が上がっている。今回と同じ1800mのレースで先着しているだけに、逆転も十分可能だ。

 鞍上はリーディングをひた走る戸崎圭太騎手。今回が初コンビとなるが、今週の最終追い切りにも騎乗し「またがった感じも、やはりいい馬ですね」と大きな手応えを感じているようだった。

 そのユニコーンSで4着だったピットボス(牡3歳、栗東・清水久詞厩舎)も、まだまだ見限れるような器ではない。

「以前は、並ぶと(レースを)やめていた」と、天皇賞馬キタサンブラックも手掛けている清水調教師が話しているように、精神面に課題があったピットボス。だが、ここにきて「真面目さが出てきた」と進境を見せているようだ。

 ユニコーンSで敗れはしたが、3着のグレンツェントとは僅かクビの差。師も「まだ上積みがある」と話しているように、グレンツェントと逆転さえすれば重賞タイトルも見えてくるだけに期待も大きい。

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