JRA福島牝馬S(G3)弟サリオスに続け! サラキア「馬券内好走」を裏付ける「ある法則」とは……

 19日、皐月賞(G1)ではコントレイルとの無敗馬対決に惜しくも2着に敗れたサリオス。25日、土曜福島のメインレースである福島牝馬S(G3)にはサリオスの姉サラキア(牝5、栗東・池添学厩舎)が出走を予定している。

 同馬はこれまで重賞勝ちの実績はないものの、ローズS(G2)を2着、秋華賞(G1)を4着、エプソムC(G3)を2着するなど、重賞で通用する能力の一端は見せて来た。

 近2走は川田将雅騎手が手綱を取り、昨年のエリザベス女王杯(G1)を6着。前走の愛知杯(G3)は9着と敗れたものの、重馬場を苦にしていつもの走りが見られなかったと川田騎手も振り返った。

 今回の福島牝馬Sは、1月の愛知杯以来、3ヶ月ぶりのレースとなるが、巻き返しの期待ができる要素がいくつか揃っている。

 活躍馬がいると、不思議とその近親も好走する例がある。因果関係は確かではないが、「死んだ種牡馬の子は走る」という格言も競馬がブラッドスポーツといわれることに無縁ではないだろう。少なくともサリオスの活躍は、サラキアにとっても好走を予感させるプラス材料となりそうだ。

 また、サラキア自身も休み明けの方が好走する傾向が強く、リフレッシュ効果の大きなことも間隔のあいた今回で吉と出る可能性が高い。

 さらに最も大きな強調材料となりそうなのが、前走の騎手から乗り替わったレースでの好走例が多いことだろう。

 池添謙一騎手から北村友一騎手へと乗り替わった白百合S(OP)を2着、北村友騎手から再度池添騎手に戻ったローズSを2着、池添騎手から丸山元気騎手に乗り替わったエプソムCを2着、丸山騎手から石橋脩騎手へと乗り替わったオクトーバーS(L)では3着と馬券内に入る好走を見せているのだ。

 唯一、乗り替わっても馬券内をはずした川田騎手だが、これまでのレースとは異なりG1・エリザベス女王杯だったことを考慮すれば、6着だったとしても悪くはない結果だったといえるのではないだろうか。

 福島牝馬Sでは川田騎手から吉田隼人騎手への乗り替わりが予定されている。

 これまでのサラキアの「乗り替わりで馬券内」の法則から3着以内の好走には大きな期待が持てそうだ。

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