JRA福永祐一「エピファネイアになってきた」超良血ルペルカーリアに「大変身」の兆候……春のクラシックへ名牝シーザリオの血が覚醒か
「成長待ちですね――」
父はG1・6勝の新種牡馬モーリス、そして母は現役時代に日米のオークスを制しただけでなく、先日引退が発表されたサートゥルナーリアなど3頭のG1馬を輩出したシーザリオ……。
現3歳世代で「注目度No.1」と言われたルペルカーリア(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)のデビュー戦は、あまりにも期待はずれなものだった。
昨年9月に中京で行われた芝2000mのレース。単勝1.8倍という圧倒的な支持を集めたルペルカーリアは、最後の直線入り口で2番手まで押し上がったものの、そこから伸びきれずに4着……レース後、鞍上の福永祐一騎手が「4コーナーを回る時には、ある程度勝てる位置にいましたが、そこからが調教と同様に沈めなかった」と、力負けを認めただけにファンにとっても残念なデビュー戦となってしまった。
「ネット上のファンから”モーザリオ”と親しまれるなど、デビュー前から大きな注目を集めていた馬だけに、新馬戦を負けたにも関わらず、福永騎手が丁寧にコメントしてくれていたのが印象的でした。
ただ、丁寧に答えた分『芝でも気になるほどトモの力が付いてない』『特別に速い末脚が期待できないので、ヨーイドンでは分が悪い』『まだギアが上がらない』など現時点での課題が浮き彫りとなり、『口向きなど特に気になるところはない』『成長待ちですね』という言葉も純粋な力負けの証明として、4着という結果以上にファンを落胆させました。
デビュー前は大きな話題を呼んでいたルペルカーリアですが、デビュー戦後にはほとんど話題にも上がらなくなってしまったのは残念です」(競馬記者)
そんな「成長待ち」の烙印を押されてしまったデビュー戦から約4カ月、いよいよルペルカーリアが再始動する。予定されているのは来週30日の未勝利戦で、舞台はデビュー戦と同じ中京・芝2000mだ。
3歳春には何度も重賞の壁に跳ね返され、古馬になってようやく花が開いた父モーリスの活躍を思えば、まだまだ長い目で見守る必要がありそうなルペルカーリア。
だが、一方で2歳王者に加え、2頭のクラシックホースを生み出した母シーザリオの血が黙ってはいないのかもしれない。1週前追い切りを終えた福永騎手から、期待を大きく膨らませるコメントが飛び出したそうだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新- 【天皇賞・春(G1)】ドゥレッツァも、タスティエーラも不安材料たっぷり? キャプテン渡辺「渾身の本命馬」は【徒然なる神のくず競馬トーク】
- 【天皇賞・春(G1)予想】「盾男」武豊騎手&サリエラから三連複1点勝負!
- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
- 【天皇賞・春】武豊に次ぐ「長丁場の鬼」が超人気薄で虎視眈々…!?「バテない馬だし京都向き」惨敗で評価急落も条件大好転
- 【天皇賞・春(G1)】リピーターはディープボンドではなく「長丁場で大崩れがない」アノ1頭? 単穴は「豊富なスタミナが武器」の堅実派…まさに伏兵といえるベテランも? 超強力“現場ネタ”から紐荒れで狙える伏兵が浮上!?
- 【天皇賞・春】堅そうだから本命は上位人気で勝負!C.ルメール不在なら「初G1勝利コンビ」に期待したくなるよね【UMAJOモモのオイシイ競馬】
- 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも「鞍上未定」の怪…レース当週C.ルメール復帰予定、何かしらのサプライズも?
- 【青葉賞(G2)予想】データも後押しシュガークンの可能性にかけて勝負!キタサンブラック弟を頭に流す
- 目を掛けた愛弟子の「造反」に師匠がブチ切れ!? 今村聖奈、角田大河の謹慎中に存在感発揮も…安田記念前に師弟関係で遺恨勃発か
- 【天皇賞・春】春G1「勝利の方程式」がまたまた出現!14番テーオーロイヤルに“やり過ぎ感”…思い出したい「待て、あわてるな、これは孔明の罠だ」の声
関連記事
JRAモーリス産駒苦戦も「ノーザンファーム」は想定内!? 大物ルペルカーリア、セブンサミット惨敗も「日本の悲願」凱旋門賞(G1)制覇へ“特別な存在”
JRA「注目度No.1」ルペルカーリア“武豊マジック”に沈む……大物不振相次ぐ父モーリスに種牡馬失敗説が再燃!?
JRAモーリス産駒の「真打」ルペルカーリアに不吉なデータ。超良血馬が直面する“鬼門”攻略のヒントはサートゥルナーリアにあり!?
JRA話題の超大物ルペルカーリア「デビュー戦」のテスト!? 超“そっくり”さん「モーガン」が中京芝2000mで初陣
JRA福永祐一「コントレイル効果」で政権到来!? C.ルメール超える「新馬戦10勝」話題の大物ルペルカーリアら有望株続々!