GJ > 競馬ニュース > 「桜花賞上がり2位」に大波乱演出の予感!? 超大穴必至の重賞2勝馬「追えば追うだけ伸びそう」グランアレグリア、スターズオンアースの背中を知る男が太鼓判
NEW

「桜花賞上がり2位」に大波乱演出の予感!? 超大穴必至の重賞2勝馬「追えば追うだけ伸びそう」グランアレグリア、スターズオンアースの背中を知る男が太鼓判

【この記事のキーワード】, ,
「桜花賞上がり2位」に大波乱演出の予感!? 超大穴必至の重賞2勝馬「追えば追うだけ伸びそう」グランアレグリア、スターズオンアースの背中を知る男が太鼓判の画像1
キタウイング 撮影:Ruriko.I

 今週末、5月21日に東京競馬場で行われるオークス(G1)。世間ではリバティアイランド(牝3、栗東・中内田充正厩舎)の二冠ムードが漂っており、相手探しというのが大方の見解だろう。

 だが、その一方でオークスは4年連続で10番人気以下の大穴が激走しているレース。今年、波乱の主役を期待したいのが重賞2勝のキタウイング(牝3、美浦・小島茂之厩舎)だ。

 デビュー2戦目に未勝利戦を突破し、勢いそのままに新潟2歳S(G3)を4番人気で制したキタウイング。その後もフェアリーS(G3)を11番人気ながら勝利するなど、下馬評を覆してきた実力者である。

 重賞2勝馬として臨んだ前走の桜花賞(G1)は12着。G1の高い壁に阻まれたものの、上がり3ハロンはリバティアイランドに次ぐ33.6秒を記録するなど、瞬発力は世代上位であるところを示している。

 ちなみにオークスは、桜花賞で上がり3ハロンで3位以内を記録した馬の巻き返しが目立つレースだ。過去20年で(10-5-5-30)と複勝率は40%に上る。キタウイングも近走の成績から人気は下がってしまうかもしれないが、東京コースで化ける可能性を秘めていると言えるだろう。

 また、鞍上の杉原誠人騎手も、管理する小島茂之調教師も「大穴牝馬」を得意としている点は心強い。

 小島厩舎はG1勝利がブラックエンブレムの秋華賞とクィーンスプマンテのエリザベス女王杯(G1)と牝馬限定戦であることに加え、いずれも11番人気と大穴馬での戴冠であった。

 特にブラックエンブレムで勝利した2008年の秋華賞は「不調だった重賞ウィナーを復活させての勝利」であり、今回と重なる部分がある。

 後に、その勝利を振り返った小島調教師は「『お前がやっていることは間違いじゃない』と結果で示してくれた。(中略)時代は変わっても、自分を信じてやっていこうと思う」(スポニチ)と初志貫徹の大切さを語っている。

 後方一気の形を貫くキタウイングに対しても「あの形でしか力が出せないから」と、戦法を貫くことを示唆。その信念は変わっていない。

「桜花賞上がり2位」に大波乱演出の予感!? 超大穴必至の重賞2勝馬「追えば追うだけ伸びそう」グランアレグリア、スターズオンアースの背中を知る男が太鼓判の画像2
杉原誠人騎手 撮影:Ruriko.I

 主戦・杉原騎手も「穴男」として定着しているジョッキーだ。
 
 昨年7月に行われたアイビスSD(G3)を7番人気ビリーバーで制し、自身の重賞初制覇を飾った杉原騎手。その後も11番人気のキタウイングでフェアリーSを勝利、重賞2勝目を挙げるなど、人気薄の牝馬と相性が良い。

 同騎手はグランアレグリアや、スターズオンアースなど、数々の名牝の稽古をつけてきた「追い切りのスペシャリスト」であるが、その経験が生きているのかもしれない。

 そんな調教のスペシャリスト・杉原騎手は、キタウイングの最終追い切り後「追えば追うだけ伸びそうな感じ。いい雰囲気で追い切れました」と前走からの上積みを実感。「この感じなら距離(2400m)は大丈夫。左回りもこの馬にとっていいはずです」と自信を覗かせている。

 近4年、10番人気以下の激走が毎年起きているオークス。波乱が起こりやすいというのは、キタウイングにとって願ってもない舞台である。持ち前の瞬発力を活かせる絶好の舞台は整った。“下剋上コンビ”の一発に期待がかかりそうだ。

GJ 編集部

GJ 編集部

真剣勝負の裏にある真実に切り込むニュースサイト「GJ」の編集部です。これまで作成した記事は10000本以上。競馬歴10年超えの情報通が業界の「しがらみ」を取り払った「本音」や「真実」にも臆することなく、他のサイトとは一線を画したニュース、サービス提供を行っています。

真剣勝負の真実に切り込むニュースサイト「GJ」

Twitter:@GJ_koushiki

Instagram:@goraku.horse.racing0505

「桜花賞上がり2位」に大波乱演出の予感!? 超大穴必至の重賞2勝馬「追えば追うだけ伸びそう」グランアレグリア、スターズオンアースの背中を知る男が太鼓判のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
  2. JRA「一寸先は闇」のような勢力図の激変…注目集めた若手同期の明と暗、あの「お騒がせ騎手」が佐々木大輔に続くブレイク?
  3. “ルメール依存症”が日本ダービーにも影響?春のG1シーズンで思わぬ誤算…「28連敗」の敏腕トレーナーに試練のトライアル
  4. 【天皇賞・春】関東クラシック馬タスティエーラ、ドゥレッツァVS関西テーオーロイヤル、ディープボンドら最強ステイヤー軍団。激戦の鍵を握る“第3の刺客!?”
  5. 本命馬が出遅れたら「自分の勘を疑うべき」なのはなぜか?キャプテン渡辺が考える「今日はダメだサイン」2つ【徒然なる神のくず競馬トーク】
  6. 【天皇賞・春】菱田裕二「師弟コンビ」で悲願の初G1制覇へ! 川田将雅、C.ルメール不在もチャンス、「勝率5割」のデータが人馬を後押し
  7. 【チャンピオンズマイル(G1)展望】海外転戦“5億円ホース”が世界最強ゴールデンシックスティに挑戦!昨年のNHKマイルC覇者が道悪で急浮上?
  8. 【天皇賞・春】横山典弘「前ポツン」にファンは狂喜乱舞? 20年前の逃亡劇再現あるか……マテンロウレオ陣営も不気味なコメント
  9. C.ルメール「ダービーは絶対大丈夫」復帰いよいよ秒読み! ドウデュース武豊と同じく騎乗数セーブ予想も…春G1で復活インタビューとなるか
  10. 【青葉賞】武豊「ダービーに出さないといけない」キタサンブラック弟シュガークン出陣! 相性抜群レース完勝も、本番に不安材料?