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「連敗ストップ」池添謙一が宝塚記念(G1)を前に上昇ムード! ドリームジャーニー娘スルーセブンシーズで「武豊超え」なるか

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池添謙一騎手 撮影:Ruriko.I

 先週18日に行われた函館9Rで騎乗馬のアップストロークを巧みに操り、ゴール前の接戦をハナ差で制した池添謙一騎手。JRA通算1300を超える勝ち星を挙げ、2011年にはオルフェーヴルとのコンビでクラシック三冠も達成している名手だが、実はこのレースの前まで38連敗を喫していた。期間にして1ヶ月以上白星から遠ざかっていたのだが、ようやく長いトンネルからの脱出に成功した。

 この勝利で勝負勘を取り戻したのか、同日の11Rも勝利。池添騎手がメインレースを制したのは4月に開催された京都競馬場グランドオープン記念(OP)以来、およそ2ヶ月ぶりのことでもあった。

 いよいよ上昇気流に乗り始めた池添騎手は、25日に行われる春のグランプリ・宝塚記念(G1)に初コンビのスルーセブンシーズ(牝5歳、美浦・尾関知人厩舎)と挑む。

 今年3月の中山牝馬S(G3)を1馬身1/4差で完勝した本馬は、6月中旬から栗東に滞在して調整。最終追い切りはウッドで躍動し、管理する尾関師は『サンケイスポーツ』の取材に「いい動き。こちらの環境にも慣れて落ち着いてきた」と話すなど、状態の良さをアピールしている。

 そんなスルーセブンシーズの父は、池添騎手の手綱で2009年の宝塚記念を勝ったドリームジャーニーだ。

 父娘での同一G1制覇はあの武豊騎手でも達成できていない上に、宝塚記念は池添騎手が過去【3-1-2-9】と得意にしているレース。しかも牝馬ではこれまで2度参戦してスイープトウショウで優勝、ショウナンパンドラで3着と好相性。ファンの間では「グランプリ男」とも言われている池添騎手だけに、父娘制覇もやってのけるかもしれない。

「池添騎手といえば今月7日、『JRA阪神競馬場 宝塚記念DAY』と銘打たれ京セラドームで行われたプロ野球オリックスVS巨人戦で始球式を務めていましたね。ネットの掲示板やSNSなどでは一部のファンから『宝塚記念を勝つサイン』『スルーセブンシーズは押さえておこう』といった書き込みも見られました」(競馬誌ライター)

 なお『netkeiba.com』が公開している宝塚記念の単勝予想オッズでスルーセブンシーズは11~12番人気。あまり評価は高くないものの、先述したスイープトウショウとショウナンパンドラの牝馬2頭もレース当日は奇しくも同じ11番人気だったのだから、再現には持ってこいといえる。

 3年前には12番人気のモズベッロを3着に持ってきて波乱を演出しているだけに、池添騎手が宝塚記念で大穴に騎乗する場合は、むしろ警戒すべきかもしれない。

スルーセブンシーズで「武豊超え」なるか

「ちなみに『グランプリ男』池添騎手は、宝塚記念と有馬記念(G1)を合わせて7勝。これは武豊騎手と並びトップタイの数字であり、今回、宝塚記念を勝てばレジェンドを抜き単独首位の8勝となります」(同)

 週末は雨の予報もあるが、仮に馬場が悪化しても渋った馬場でも勝利実績のあるスルーセブンシーズにとってはプラスとなりそうだ。池添騎手の勝負強さに期待したい。

GJ 編集部

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