川田将雅「ニッコニコ」のリーディング陥落!? 1日5勝「大爆発」C.ルメールにリード許すも、両手を上げてガッツポーズで観客に応えたわけ
C.ルメール騎手のリーディング奪還が見えてきた。
8日、東京競馬場で行われた8R・3歳以上1勝クラスは、3歳牝馬のココクレーター(美浦・木村哲也厩舎)が勝利。春のフラワーC(G3)で5着に好走していた素質馬が待望の2勝目を飾っている。
「良いポジションが取れました。エピファネイアの仔でテンションは高いんですが、道中は落ち着いて走れました」
馬だけでなく、レース後にそう相棒を評価した主戦のC.ルメール騎手にとっても、大きな1勝だ。これで今年122勝となり、121勝で並んでいた川田将雅騎手を一歩リード。単独でのリーディングトップに躍り出た。
昨年、川田騎手が初リーディングに輝いたことで、自身のリーディングが5年連続で途絶えたルメール騎手。定位置奪回を目指すフランス人騎手は序盤から川田騎手と激しい鍔迫り合いを続けていたが、8月にルメール騎手が9勝に終わったことに対して、川田騎手が月間勝率53.1%で17勝という驚異の大活躍。2年連続リーディングへ大きく前進した。
その後、9月もハイペースで勝ち星を重ねた2人は、3位以下を大きく突き放す完全な一騎打ちに突入。そして迎えた今週、今度はルメール騎手がついに川田騎手の前に出た。また、ルメール騎手は続く10Rも勝利。騎乗機会2連勝とし、今年123勝目と川田騎手をさらにリードしている。
「今日(8日)よりも前日の結果が大きいですね。今週末を迎えた時には川田騎手が5勝リードしていたのですが、昨日はルメール騎手が1日5勝を挙げる大爆発。一方、川田騎手は珍しく未勝利に終わり、5つあった“貯金”を一気に吐き出すことになりました」(競馬記者)
川田将雅騎手「ニッコニコ」のリーディング陥落!?
また記者曰く、一方の川田騎手は普段あまり見られないほどの喜びようだったという。一体、どういうことだろうか?
「実は、この日の最終レース後に行われた『第13回ジョッキーベイビーズ』で、息子の川田純煌(ぎんじ)くんが優勝しました。この日の川田騎手の東京遠征は『息子さんの雄姿を現地観戦するためかも』と記者連中の間で噂になっていましたが、自分のこと以上に喜んでいる様子でしたね。客席に向かって両手を上げてガッツポーズまでしていましたから。仮にG1を勝ってもあそこまで喜びませんよ(笑)」(同)
また、見事ジョッキーベイビーズを制した純煌くんは、優勝インタビューで「お父さんから何かアドバイスはありましたか?」という質問に「特になかったですね」と爆笑を誘っている。
最後に、将来の目標はと聞かれて「世界のトップジョッキーです!」と元気よく答えた純煌くん。若い馬の教育に定評のある川田騎手だが、息子の教育も抜群のようだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
- 【天皇賞・春】春G1「勝利の方程式」がまたまた出現!14番テーオーロイヤルに“やり過ぎ感”…思い出したい「待て、あわてるな、これは孔明の罠だ」の声
- 【天皇賞・春(G1)】武豊×ドウデュースの復活勝利も霞むC.ルメールの神騎乗! 「死枠」克服を完璧に読み切った古馬王道路線の鬼が降臨
- JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
- 【青葉賞】実力派中堅が「88連敗中」の不思議…越えておきたいG2の壁、「スランプ突入」木村哲也厩舎の救世主となれるか
- 【青葉賞(G2)予想】データも後押しシュガークンの可能性にかけて勝負!キタサンブラック弟を頭に流す
- 【青葉賞(G2)】「武豊×シュガークン」に立ち塞がるライバル3頭! 新馬戦でジャスティンミラノに敗れた「東の大物」が急浮上【週末重賞ピックアップ】
- 【天皇賞・春】横山典弘「前ポツン」にファンは狂喜乱舞? 20年前の逃亡劇再現あるか……マテンロウレオ陣営も不気味なコメント
- UAE競馬史上「最強」のジョッキーが短期免許で日本初参戦! ステレンボッシュ、シックスペンスの名門も「いい馬を用意している」
- C.ルメール「ダービーは絶対大丈夫」復帰いよいよ秒読み! ドウデュース武豊と同じく騎乗数セーブ予想も…春G1で復活インタビューとなるか
関連記事
【府中牝馬S(G2)展望】心中複雑?お手馬「ディヴィーナVSライラック」が激突!主戦M.デムーロの決断は……
【秋華賞(G1)展望】三冠へ、大本命リバティアイランドの状態は? ローズS「日本レコード」4戦3勝マスクトディーヴァが急上昇
永島まなみ「連敗脱出」武豊1番人気馬を退け1ヶ月ぶり美酒!「オグリキャップ超え」掲げる新進気鋭トレーナーがJRA新馬戦初V
JRAの前身「風紀を乱す」騎手免許合格もデビュー直前にレース出場を禁止…無念のまま引退、29歳で早世した悲劇の女性騎手“第1号”【競馬クロニクル 第25回】
藤田菜七子は存在感も「ドロ沼連敗」続く今村聖奈と永島まなみ…注目は勢力図ひっくり返した若手と「スーパールーキー」の快進撃