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ネクラ女医の競馬日記No.3〜ウインズでバイトしてた頃の話〜

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 ウインズや競馬場の随所に、エレベーターガールのような制服を着た「お姉ちゃん」が立っているのを見たことはありませんか? 私が生まれて初めて応募したアルバイトが、あの場内スタッフでした。

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 勤務地は、ウインズ新横浜。場内の持ち場を2〜3時間ごとに回りながら、レープロを配布したり馬券の買い方を教える仕事です。とはいえ、基本的にウインズのお客さんは競馬慣れした方が多く、声をかけられることはさほどありませんでした。

 正直、けっこう暇でした。あの頃はよく深夜まで「ウイニングポスト」で遊んでいたので、立ったまま寝そうになっては、ペグシル(簡易鉛筆)で手を刺して、意識を保とうとしていたのを覚えています。

 そんな時、気軽に声をかけてくれる常連さんの存在はありがたかったです。たまに飴をくれた3階に常駐していたお爺ちゃんは、今もウインズ新横浜で競馬を楽しんでいるでしょうか……。

さかた

さかた

英国在住の競馬好きアラサー女医。学生時代はWINS場内スタッフのアルバイトをしながら、ウオダス世代の火花散るレースに脳を焼かれた。好きな競馬場メシは「梅屋」のモツ煮込み。鉄火場であおるビールは人生の道標。

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