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「4連勝」を遂げた実績馬が絶好調の鞍上と復活! 混戦スプリント路線の「新王者候補」に再び浮上

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坂井瑠星騎手 撮影:Ruriko.I

 13日、京都11Rで行われた淀短距離S(L)はビッグシーザー(牡4歳、栗東・西園正都厩舎)と坂井瑠星騎手のコンビが1番人気に応えて優勝した。

 芝1200mの17頭立てという多頭数で行われた一戦。好スタートを切ると2番手を確保し、積極的な競馬を見せた。

 直線を迎えて手応え十分に追い出すと、レース後に坂井騎手が「一番いい形で強い内容でした」と振り返ったように、前にいたカルネアサーダをあっさり交わし、後続を振り切って2着馬に1馬身半差をつける快勝劇だった。

 ビッグシーザーは父がビッグアーサー、弟には昨年の小倉2歳S(G3)で1番人気に支持されたビッグドリームがいる、幅田昌伸オーナー所有の「ビッグ」一族の期待馬である。

 今回の淀短距離Sでも1番人気に支持されていたが、過去10走中9走で1番人気、そのうち4走が1倍台に支持されていることからもファンの期待がうかがえるだろう。

 しかし、昨年の3歳スプリント重賞・葵S(G3)では、OP級競走での3連勝を含んだ4連勝という実績も評価され単勝1.7倍の1番人気でレースを迎えたものの惜しくも勝ち馬のモズメイメイのロケットスタートに屈する形で3着に敗れてしまった。

 夏以降のさらなる活躍を見込まれていた同馬だが、休み明けのセントウルS(G2)で1番人気ながら10着に惨敗。その際には鞍上の幸英明騎手が「伸びを欠いた原因がよく分からない」と語っていたように、陣営にとっても不可解な惨敗だったようだ。

混戦スプリント路線の「新王者候補」に再び浮上

 次走のオパールS(L)でも1番人気ながら12着に惨敗し、ややスランプに陥っていたように見えたが、そんな同馬の「起爆剤」の1つとなったのが坂井騎手である。

 今年も13日終了時点でトップタイの7勝を挙げるなど絶好調の同騎手は、前走の京阪杯(G3)でビッグシーザーと初コンビを組むと、未勝利戦以来となるハナに立っての競馬を選択。結果的には古馬相手の重賞で5着と復調気配を見せ、同レース2着のルガルと合わせて3歳馬の意地を見せた形だ。

 今回の復活劇で再びスプリント路線に名乗りを上げたビッグシーザーだが、目標は偉大な父に続くG1制覇だろう。

 なお一昔前ではレッドファルクスやファインニードルといった「絶対王者」の名前が挙がっていたスプリント路線だが、近年は様変わりしているようだ。近2年のスプリントG1勝ち馬はナランフレグ、ジャンダルム、ファストフォース、ママコチャだが、この4頭は「芝1200mの重賞1勝以下」でのG1制覇という共通点を持っており、かなりの混戦模様がうかがえる。

 そんな状況を強調したのが、9日に発表されたJRA賞の最優秀スプリンター部門だろう。

 1位はママコチャだったものの2位は「該当馬なし」、さらにはダート路線で活躍するリメイクにも1票投じられていた結果には驚きの反応も寄せられていた。

 陣営は「まだ緩い」と語っており、成長の余地を残しているビッグシーザー。成長次第では、混迷するスプリント戦線の新王者に君臨するかもしれない。

GJ 編集部

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