【フェブラリーS】「見学回避」のC.ルメールとツキに見放された戸崎圭太の明暗…ジャスティンミラノとコンビ継続なるか
18日に東京競馬場で行われるフェブラリーS(G1)。この時期はサウジ遠征を選択する陣営も多いものの、フルゲート16頭に対して27頭が登録する狭き門となった。
そんな中で出走可能だったサンライズホーク陣営がかきつばた記念(G3)を選択。補欠1位から繰り上がりで出走可能になったのがオメガギネス(牡4歳、美浦・大和田成厩舎)だ。
出走を危ぶまれていた本馬だが、『netkeiba.com』が公開している単勝予想オッズで1番人気に想定されているようにメンバー屈指の実力馬。これはオメガギネス陣営だけでなく、見学という最悪の事態の回避に成功したC.ルメール騎手にとっても朗報となっただろう。
東京巧者として知られるルメール騎手は、20年にはモズアスコット、21年にはカフェファラオとフェブラリーSを連覇。1番人気想定の有力馬に乗るとなれば、今年も勝利に期待したくなる。
その一方でツキに見放された感が強いのは戸崎圭太騎手だ。諸般の事情があったにせよ、昨年のフェブラリーS優勝のレモンポップを筆頭にドライスタウト、ウィルソンテソーロなど、過去にコンビを組んだことのある有力馬たちとのコンビが解消。当然ながらオメガギネスはダート路線で最後の砦といえる存在だったものの、ルメール騎手の手に渡ってしまった。
とはいえ、戸崎騎手は2014~16年に3年連続リーディング1位に輝いたことのあるトップジョッキーの一人。先日の共同通信杯(G3)では、テン乗りのジャスティンミラノで川田将雅騎手のジャンタルマンタル、武豊騎手のエコロヴァルツ相手に見事な手綱さばきを披露して勝利。ここ一番で頼りになるところを証明したばかり。直行が発表された次走の皐月賞(G1)で継続騎乗するチャンスもあるはず。
そもそも実力がなければオメガギネスをはじめ将来性のある馬を任されることはないだろう。地方競馬出身というキャリアからしても、これからも戸崎騎手にダート逸材の依頼は続くはずだ。次なるコンビ誕生を心待ちにしたい。
PICK UP
Ranking
17:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
関連記事
【フェブラリーS】なぜ川田将雅の代打が「リーディング50位騎手」なのか…最後のG1迎える名伯楽が託した「ロードカナロアの背中を知る」男
【フェブラリーS】C.ルメール「滑り込みセーフ」でオメガギネスと参戦!多彩なメンバー揃う砂の頂上決戦に武豊はセキフウとコンビ【結果発表】
【フェブラリーS(G1)】オメガギネスの出走を祈りつつ「コパノリッキー」の再来に期待!【東大式必勝馬券予想】
武豊も「上手い3人」に挙げる関西若手No.1に関東圏「48戦0勝」の壁…G1馬と臨むフェブラリーS(G1)で一矢報えるか
主戦騎手「ダートでもっと凄いかも」エルコンドルパサー以来の超大物が緊急参戦。全国の競馬ファンが「初ダートの馬」を1番人気に推して15着大敗。G1馬3頭で10万馬券…2013年の「狂騒曲」