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【大阪杯】C.ルメール、川田将雅より「勝てる名手」に熱視線!昨秋はタイトルホルダー撃破…「G1レベル」と評された隠し玉に戴冠のチャンス

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【大阪杯】C.ルメール、川田将雅より「勝てる名手」に熱視線!昨秋はタイトルホルダー撃破…「G1レベル」と評された隠し玉に戴冠のチャンスの画像1
撮影:Ruriko.I

 30日にドバイのメイダン競馬場で行われるドバイワールドカップデー。世界の強豪たちが覇を争うこの舞台には、日本からもトップクラスの実力馬が多数出走する。

 UAEダービー(G2)に3歳ダート最強の呼び声の高いフォーエバーヤング、ドバイターフ(G1)にも無念の取り消しで回避した昨年のリベンジを狙うドウデュース、昨年の牝馬三冠を圧倒的な強さで制したリバティアイランドがドバイシーマクラシック(G1)、前走のサウジC(G1)を勝利寸前のところで取り逃がしたウシュバテソーロも、ドバイワールドC(G1)で連覇を狙っている。

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ドウデュースはドバイの結果次第で凱旋門賞挑戦もあるか

 当然ながら彼らとコンビを組むトップジョッキーらもドバイへと旅立つため、日曜阪神の大阪杯はG1レースでありながら、人馬ともに少々物足りなさを感じるメンバーで争われることになりそうだ。

■ドバイ遠征で不在の騎手(敬称略)

C.ルメール
川田将雅
武豊
坂井瑠星
団野大成
横山典弘
原優介
B.ムルザバエフ

※詳細はこちら

 本来なら昨年のクラシックを沸かせた皐月賞馬ソールオリエンス、ダービー馬タスティエーラに期待したいところだが、昨年の有馬記念(G1)で上の世代に見せ場さえ作れずに完敗。先週の高松宮記念(G1)で1番人気に支持されたルガルが10着に敗れたばかり。ネットの掲示板やSNSなどでも、「近年最弱じゃないか」「上の世代がむしろ強過ぎる」といった声まで出始めていたように、4歳世代のレベルには疑問符が付く。

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ローシャムパーク 撮影:Ruriko.I

 この状況を踏まえた上で、隠し玉的な存在として熱視線を送りたい人馬がいる。それがローシャムパーク(牡5、美浦・田中博康厩舎)と戸崎圭太騎手のコンビだ。

 初の海外遠征となった前走の香港C(G1)は8着と振るわなかったが、2走前のオールカマー(G2)では、タイトルホルダーを破って優勝。相手は昨年の有馬記念で3着に入った実力馬。当時は競走中止のアクシデントに見舞われた天皇賞・春(G1)以来の休み明けだったとはいえ、G1・3勝馬を真っ向勝負で差し切った価値は非常に大きい。

 オールカマーで手綱を取ったルメール騎手も「G1レベルですね」と評したほど、期待の大きかった馬でもあり、大阪杯に向けた中間の調整も順調。27日の追い切りでも美浦のウッドコース(稍重)で6F80秒6-11秒2を馬なりでマークした。

「香港の敗戦は気になりますが、高松宮記念を優勝したマッドクールも香港スプリント(G1)で8着に敗れてからの巻き返しに成功していますから気になりません。これまで多くのG1馬に騎乗しているルメール騎手がG1級と評した訳ですから、ポテンシャルの高さも折り紙つきでしょう。

そうなると後は鞍上の戸崎騎手次第ということに落ち着きそうですが、実は今年の戸崎騎手は絶好調といえるほど乗れているんです。ドバイの関係でルメール騎手や川田騎手が不在なのも好都合の上、1番人気馬に限れば彼ら以上に信頼してよさそうです」(競馬記者)

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今年ノリにノっている戸崎圭太騎手

 実際に今年の騎乗成績を確認してみたところ、関東リーディングトップで全国でも3位と好調なことは間違いない。さらに驚くべきは1番人気馬に騎乗した際の勝率である。

■1番人気馬騎乗時の成績と勝率(2024年・敬称略)

C.ルメール 【39-20-11-27/97】40.2%
川田将雅 【29-12- 7-18/66】43.9%
戸崎圭太 【18- 4- 1- 9/32】56.3% ★
坂井瑠星 【17-10- 6-18/51】33.3%
鮫島克駿 【16-10- 2-17/45】35.6%
横山武史 【12- 3- 4-12/31】38.7%
武豊   【11- 7- 2- 9/29】37.9%
松山弘平 【10-10- 7- 7/34】29.4%
藤岡康太 【10- 6- 3-12/31】32.3%
B.ムルザバエフ 【8- 4- 5- 8/25】32.0%

 ご覧の通り、勝ち数では上位の2人より少ないものの、勝率56.3%は記載したトップ10の中でも突出した数字だ。G1の裏開催で騎乗することも珍しくない戸崎騎手だが、ここは力の入る大一番。もしローシャムパークが1番人気になるようなら、信頼度はさらに高くなる。本人も相当な気合が入っているはずだ。

GJ 編集部

GJ 編集部

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