
【大阪杯】エフフォーリア、タイトルホルダー引退でも最強世代に存在感!1週前追い切りから豪快リハ…酒井学ステラヴェローチェに絶好チャンス

31日、日曜阪神のメインレースは大阪杯(G1)。前日夜にドバイワールドカップデーがあるため、国内のメンバーは手薄な状況だ。
2017年からG1に昇格した本レースだが、初年度優勝のキタサンブラック以外は少々物足りなさを感じる顔触れ。昨年の皐月賞馬ソールオリエンス、ダービー馬タスティエーラが人気を集めそうだが、重賞レースで年長馬に分が悪い4歳世代のレベルは疑問符が付く。配当的な妙味を考慮すると、他世代の実績馬を狙い撃ってみるのも面白そうである。
5歳世代については世界最強馬イクイノックス、ドバイターフ(G1)に出走予定のドウデュースがいるものの前者は既に引退した。後者は出走しないため、G1馬はジオグリフと牝馬のスタニングローズにキラーアビリティの3頭。他にも勢いのある伏兵陣もおり、層の厚さなら一番かもしれない。
近年最強クラスの層の厚さを誇る6歳世代に注目

しかし、それらを差し置いてでも注目したいのはステラヴェローチェ(牡6、栗東・須貝尚介厩舎)だ。
エフフォーリア、シャフリヤール、タイトルホルダーを輩出した6歳世代は、古馬を迎えたG1戦線でも存在感は抜群である。その他にもソングライン、レモンポップ、ジャックドール、シュネルマイスターなど枚挙にいとまがない。突然のスランプに襲われたエフフォーリアの早期離脱には驚かされたが、近年でも屈指のハイレベルといえるだろう。
また、脚元の不安で長らく戦列を離れていたステラヴェローチェだが、実力馬の多かった6歳世代のクラシックを皆勤(皐月賞3着、日本ダービー3着、菊花賞4着)した実績は光る。復帰戦となった昨年10月の富士S(G2)で7着、2戦目の武蔵野S(G3)を16着に敗れたものの、叩き3戦目の大阪城S(L)で久々の勝利を挙げた。
特筆すべきは大阪杯の1週前追い切りで披露した圧巻のパフォーマンスだ。栗東のCWで6F78秒5-ラスト11秒3の猛時計をマーク。これだけでも最終追い切りに匹敵するタイムだが、27日の追い切りでも不良で時計を要した栗東の坂路を4F55秒2-12秒3で軽快に駆け上がった。既に臨戦態勢は整ったと見ていいはずだ。
前走に続いて手綱を取る酒井学騎手にとっても、14年の菊花賞(G1)をトーホウジャッカルで制して以来、約9年半ぶりのG1勝利を狙える絶好のチャンス。ジャスタウェイ、ゴールドシップ、ソダシといった超一流馬を育てた名伯楽の須貝調教師の絶妙な仕上げにも期待したい。
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