GJ > インタビューニュース > 【桃井×楠原】天皇賞・春の鍵は?  > 4ページ目
NEW

JRA天皇賞・春(G1)エタリオウの「扱い」が鍵? 「最強コンビ」桃井はること楠原安里梨が占う平成最後の聖戦

【この記事のキーワード】, ,
JRA天皇賞・春(G1)エタリオウの「扱い」が鍵?  「最強コンビ」桃井はること楠原安里梨が占う平成最後の聖戦の画像4

 そしてロードヴァンドール(牡6歳、栗東・昆貢厩舎)です。

 内枠なら馬券圏内もあると思います。「典型的な逃げ馬」で、騎乗する横山典弘騎手も逃げを得意としています。このコンビは侮れません。

 それに以前から横山騎手は、この馬は「3000メートルでも平気」だと話し、昆調教師には昨年から天皇賞・春への出走を提言していたそうです。

 有力視されているエタリオウとフィエールマンは、後ろから競馬をすることも多いです。前で競馬ができれば、後ろから来る2頭を周囲のライバルが牽制しているスキをついて……という形での一撃もあるかも!? 

桃井はるこ:2012年の天皇賞・春は、ビートブラックがそんな感じで勝ちましたね。あのときはみんながオルフェーヴルを警戒したのに、全く伸びずに11着。ビートブラックに騎乗していた石橋脩騎手はある意味、ラッキーでしたね。

――その展開は怖いですね。

桃井はるこ:私は迷ったんですけど、ロードヴァンドールは切ります。なぜかというと、ヴォージュが逃げ宣言をしているんですよね。今回は前に行く馬が多いと思うので、最終的に後ろで競馬をする馬が有利な展開になる気がするんですよ。

――そこから選ぶ桃井さんの4番手は?

桃井はるこ:ユーキャンスマイル(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)。

同馬はキングカメハメハ産駒。ここでの成績は悪いんですけど、今年は早そうな馬場なので違うんじゃないかと。

 過去の天皇賞・春、京都競馬場の長距離レースの映像を何度も見たところ、やはりウチに行けるジョッキーが強い。最後のカーブをキュッと回って、すっとウチにつけることができる腕を持つ騎手がいいんですよ。

その点から考えると、昨年、レインボーラインで渾身のイン付きを見せて勝利した岩田康誠騎手がいいですね。岩田騎手は最近、調子が全盛期に戻りつつあるみたいです。この間も見ている方がビックリするほど、積極的にインを攻めていました。

 そして同馬のオーナーは金子真人ホールディングス。同じく金子氏が所有していたシャケトラの分まで頑張ってもらいたい。

――ありがとうございます。では最後に穴馬を1頭ずつ。

楠原安里梨:私はチェスナットコート(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎)です。

 昨年の天皇賞・春は5着。それに1週前追い切りでの動きもよかった。リピーターも多いですし、穴といえばこの馬って感じ。それに騎乗する坂井瑠星騎手も上手いですからね。一撃を期待!

JRA天皇賞・春(G1)エタリオウの「扱い」が鍵? 「最強コンビ」桃井はること楠原安里梨が占う平成最後の聖戦のページです。GJは、インタビュー、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 総合
  1. JRA堀宣行調教師「パワハラ裁判」で敗訴。現代社会に取り残された”村社会”で、あの超大物調教師にもパワハラ疑惑が……
  2. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  3. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. 引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
  7. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  8. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  9. JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】
  10. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分