【NHKマイルC(G1)展望】JRA「令和初G1」グランアレグリアがマイル伝説へ。精鋭牡馬たちが迎え撃つ超激戦!

 ゴールデンウィーク終盤の5月5日、東京競馬場で3歳マイル王決定戦NHKマイルC(G1、芝1600メートル)が開催される。レースを展望しよう。

 圧倒的1番人気になるのがグランアレグリア(牝3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)。桜花賞(G1、芝1600メートル)では4角で先頭に立つロングスパートを決め、桜花賞レコード1分32秒7で圧勝した。昨年6月、府中の新馬戦(芝1600メートル)では桜花賞で1番人気になったダノンファンタジーをまったく寄せつけなかった。府中のマイルになれば桜花賞以上のパフォーマンスを期待できる。

 今回、グランアレグリアに課せられた命題は牡牝を問わず3歳世代のマイルチャンピオンであることを証明すること。それは同時に朝日杯FS(G1、芝1600メートル)で敗北したアドマイヤマーズ(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)に雪辱を果たすことでもある。完膚無きまでに叩きのめして借りを返したい。

 ただし、桜花賞のグランアレグリアはC.ルメール騎手が他馬と競ることのない完璧な競馬をした。気分屋の快速馬ゆえに、揉まれる競馬になると朝日杯FSのような思わぬ失速もあり得る。

 アドマイヤマーズは皐月賞(G1、芝2000メートル)で4着だったとはいえ、1~3着馬に2馬身差という決定的な差をつけられた完敗。距離の壁がはっきりした。しかし、朝日杯FSで2歳マイル王に輝いた馬。再度グランアレグリアを撃破して3歳マイル王も戴冠するのが使命だ。

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