JRA”噂の男”D.レーン騎乗グルーヴィット「大波乱」へ絶好時計! C.ルメール「一番強い馬が勝つ」グランアレグリアに超強気【NHKマイルC(G1)最終追い切り】

 きさらぎ賞(G3)を快勝したダノンチェイサー(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎)の仕上がりは上々だ。

 栗東のCWコースで最終追い切りを行ったダノンチェイサー。川田将雅騎手を背に4ハロン53.4秒、ラスト11.6秒を記録し、併せ馬にきっちりと1馬身先着した。短めの距離での追い切りとなったが、稽古量は十分。見守った池江泰寿調教師も「仕上がりは順調。前走も状態は良かったが今回もいい」と状態面に自信を深めている。

今年は桜花賞のグランアレグリア、皐月賞のサートゥルナーリアがレース間隔の最長記録を更新しているが、中90日となるダノンチェイサーが勝てば、こちらも記録更新。グランアレグリア、アドマイヤマーズの「2強」に割って入るか。

 抜群の動きを見せたのが”噂の男”が騎乗するグルーヴィット(牡3歳、栗東・松永幹夫厩舎)だ。

 先週が日本初騎乗となったD.レーン騎手だが、日曜に4勝を固め打ちすると、月曜には平成最後の重賞となった新潟大賞典(G3)で重賞制覇。豪州注目の若手が、いきなり存在感を大きくアピールしている。

 松永幹夫調教師も「先週のインパクトが凄かった。いいジョッキーに乗ってもらえる」と、その手腕に期待。3代母に名牝エアグルーヴを持つグルーヴィットも、栗東の坂路で51.3秒、ラスト12.2秒とこの日の2番時計を記録するなど好調。絶好調コンビが令和最初のG1で”下剋上”を起こすか。

 展開のカギを握りそうなイベリス(牝3歳、栗東・角田晃一厩舎)も抜群の動きを披露している。

 栗東のCWコースで最終追い切りを行ったイベリスは6ハロン79.6秒、ラスト12.2秒を記録。馬場を悪く、単走ながらもパワフルな走りに浜中俊騎手も「すごく速かった」と好感触。この動きに陣営も「出来はメチャクチャいい」と納得顔だ。

 前走のアーリントンC(G3)を12番人気でまんまと逃げ切った快速娘が、再び波乱を起こすか。

 史上2頭目の牝馬変則二冠達成か、2歳王者の意地が再度女王に土をつけるか、それとも第三の勢力が台頭するのか――。令和最初のG1・NHKマイルCは5日の15時40分に発走予定だ。

関連記事

競馬最新記事

人気記事ランキング 17:30更新

競馬

総合

重賞レース特集
GJ編集部イチオシ記事
SNS