NHKマイルC(G1)「先行総崩れ」なら豪脚ヴィッテルスバッハに「大仕事」の予感!?「間違いなく東京向き」舞台替わり大歓迎!
「戸崎騎手も『コーナーでも少しもたつく所があった』と話していた通り、ルーラーシップ産駒らしくトビが大きくて不器用なところがあります。ただ、エンジンがかかると長くいい脚を使うので、間違いなく東京向き。大きな変わり身が見込めそうです」(競馬記者)
管理する池上調教師も「コーナーが緩い方が競馬しやすいし、走りのバランス的にも左回りの方がスムーズ。東京が合っているはず」と舞台が替わりを歓迎。
実際に前々走の500万下では、今回と同じ東京マイル戦で上がり3ハロン32.9秒の豪脚を披露。切れ味勝負なら、ここに入っても一枚上の存在だ。
「最終追い切りは美浦のWコースで6ハロン83.2秒、ラスト12.9秒という軽めの調整でしたが、併せ馬をきっちり先着していますし、前走後はノーザンファーム天栄に短期放牧に出て調整。仕上がりに抜かりはないと思います」(別の記者)
しかし、まだまだ粗削りな面もあるようで戸崎騎手が「ゲートは集中しきれていなくて、安定していません」と話せば、池上調教師も「前走も一歩目は出ていたが、二の脚がもう少しついてほしいところ」とスタートに課題があることは明白。
「競馬に参加した状態で直線に向くことができたら」とグランアレグリアら有力な先行馬を差し切るためにも、道中の位置取りが大きなカギを握りそうだ。
今年も関東リーディングトップと技術の高さを見せている戸崎騎手だが、課題となる大レースでも今年はすでに重賞3勝と好調。特にここ最近は皐月賞(G1)3着、天皇賞・春(G1)2着と存在感を見せている。3着→2着とくれば、欲しいのは当然1着。豪脚一閃で府中のマイル決戦に風穴を開けたい。