JRAカンタービレ陣営「まさかのミス?」 デムーロ騎乗で大チャンス、ヴィクトリアマイル東西情報を入手!
前走で3年半ぶりに3勝目をあげたデンコウアンジュ(牝6歳、栗東・荒川義之厩舎)にも注目が集まる。
3年半前のアルテミスS(G3、芝1600メートル)で12番人気ながら優勝を果たすと、その1年半後のヴィクトリアマイルでも11番人気ながら2着と好走。また昨年暮れのターコイズS(G3、芝1600メートル)で13番人気ながら3着に入ってみせるなど、下位人気ながら時折、上位に進出することもあり、穴党からの支持も厚い馬として知られる。
だが、今年は前走の福島牝馬S(G3、芝1800メートル)で優勝したこともあり、穴ではなく、上位進出が期待される有力馬の一頭として数えられているようだ。
「前走で見せた2位に0.4秒差もつける33.8秒の末脚には驚きました。蛯名正義騎手のダノングレースが3角からロングスパートをしたため同馬に展開が向きましたが、勝てたのはそれだけではなく、この脚があったからこそ。今年で6歳とベテランの域に差し掛かっていますが、まったく衰えをみせることなく、むしろ末脚に磨きがかかっているように思います。
ただ陣営は、今週から東京競馬場がBコースを使用するため、『時計が心配。32秒台後半なら対応できるけど、それ以上に速くなると……』と不安をのぞかせていましたね」(栗東関係者C)
ヴィクトリアマイルの前に行なわれるレースのタイムに注目したほうがいいかも!?
カンタービレ(牝4歳、栗東・角居勝彦厩舎)の陣営も前走の雪辱を晴らすべく気合十分だ。
今年の始動戦だった阪神牝馬Sでは2番人気ながら6着に終わっていたカンタービレ。だが、関係者によれば、その敗戦には”裏”があるという。
「実は担当者がレース日を間違えたと聞きました。そのため1本目が軽くなり、レースには稽古不足で臨むことになってしまったそうです。不完全燃焼に終わったようですし、度外視してもいいでしょうね。
今回はそのようなミスもなく順調そのもの。スタッフは『状態に関しては太鼓判を押せる』と話していましたよ。鞍上のM.デムーロ騎手も先週、今年初G1制覇を達成し、波に乗っています。今度こそ、完全燃焼して上位進出を果たしてもらいたいですね」(栗東関係者D)
同じ轍を踏むことはなさそうだ。