JRA「平成最強」日本ダービー馬は誰だ?ディープインパクト、ナリタブライアン、オルフェーヴル、キングカメハメハ、それともウオッカ?
今年は無敗の皐月賞馬サートゥルナーリアを筆頭にヴェロックス、ダノンキングリー、メイショウテンゲン、リオンリオン、レッドジェニアルなどなかなか興味深いメンバーが揃った。無敗の二冠馬が誕生する予感もあるが、果たしてどんな結末が待っているだろうか。
令和最初のダービーを前に、平成で誕生した30頭のダービー馬を振り返った。そしてその中から「平成最強のダービー馬」はどの馬か検証したいと思う。
平成最強のダービー馬とはいえ、候補はある程度絞られる。まず3頭の三冠馬であるナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーヴル。そしてダービーを最後に引退した二冠馬サニーブライアン、変則二冠を達成し、ダービー後無敗のまま引退したキングカメハメハ、そして牝馬ながら安田記念やジャパンカップなど5つのG1レースを勝利したウオッカあたりだろう。
勝ち時計での判断は、平成初期と今では馬場の作りが違うので、ここでは純粋に競走成績を基準に検証したい。
3頭の三冠馬は非常に甲乙つけがたいが、日本馬相手に13戦して1頭しか先着を許さなかったディープインパクトが一歩リードか。勝ったG1レースも有馬記念、ジャパンカップ、宝塚記念、天皇賞(春)とまさに古馬の王道。デビューから引退まですべてのレースで上がり最速を記録しているのも、圧倒的な能力差を感じさせるもの。「飛んでいるよう」と表現した武豊騎手のコメントからも、その素質は別格だった。