マカヒキの凱旋門賞ライバル続々! ポストポンド仕切り直しの1戦、注目の3歳馬も登場する英インターナショナルS(G1)
マカヒキが出走する凱旋門賞に向けて徐々に有力馬達が絞られてくるが、英インターナショナルS(現地時間8/17 15:40)は、欧州3歳馬の力を確認できるレースになるだろう。距離は1m2f88y。2092m。一応2000mのカテゴリではあるが、少しだけ足が出ている。
11年~12年に大活躍したフランケルの力もあり、近年で最も高いレースレーティングを保持していた同レース。今年発表された世界のトップ100G1レースでも3位であり、芝2000m付近では変わらず最も高い数値を維持し続けている。
このメンバーであれば来年もトップ3を確保しそうだ。
最大の注目は当然ポストポンド(牡5歳)だろう。2016年は圧勝続きの3連勝でキングジョージも勝利がほぼ見えていた所で直前の回避。
とはいえここは不安がない訳ではない。約2カ月振りのレースで、さらに、2400m以外を走るのは約1年半振りときている。
調教師は「前走は100%ではないから走らせなかったが、今回は大丈夫だ」とコメントしている。ペースメーカーも用意し、準備万端だろう。距離に関していえば、本格化した今なら問題ないと思うものの、過去の実績だけで言えば2歳戦の1勝を除いて残り7勝は全て2200m以上での勝利であり、未知数な部分はある。
古馬勢のライバルと言えば前走キングジョージを制したハイランドリールが筆頭だ。
相手にやや恵まれたとはいえ、逃げ切りを決めており、ここ2戦は持ち直した印象だ。対ポストポンドだとドバイシーマクラシックで4馬身1/4差の4着であり、やや分が悪い。
ただ、ハイランドリールも近走の成績は2400mの距離での好成績が目立つ。
騎手も乗り替わり。前走はライアン・ムーア騎手が騎乗したが、怪我の影響もあり騎乗できない。従って、今回は前々走騎乗したシーミー・ヘファーナン騎手で挑む。
他にも2014年のフランスダービー馬であり、常に好走するものの勝ち切れずに丸二年勝ち星から遠ざかっているザグレイギャッツビー。前走のエクリプスSで5着と沈んでしまったものの、エイシンヒカリが出走したプリンスオブウェールズSの勝ち馬マイドリームボート。別路線組だと今年に入ってマイル戦を2連勝中のムタカイーフもエントリーしている。