JRA「今週のディープインパクト産駒一挙紹介」亡き父に捧げる勝利ラッシュ?
7月30日にディープインパクトがこの世を去った。競馬界はおろか、芸能界や一般の人々からもその早すぎる死を惜しむ声が上がっている。
そして競馬界には『死んだ種牡馬の子は走る』という格言が残されている。今週、産駒たちは亡き父に勝利を捧げることができるだろうか? OP戦以上のレースに出走するディープインパクト産駒を紹介していきたい。
8月3日(土)札幌競馬場
第11R 札幌日経オープン(L) 芝2600メートル
ここではモンドインテロ(牡7歳、美浦・手塚貴久厩舎)がスタンバイ。
これまで札幌日経OPには3度出走し、2勝5着1回と得意にしている。2年近く勝ち星から遠ざかっているが、前走のステイヤーズS(G2)では3着と意地を見せた。
ディープインパクト産駒はあまり長距離戦を得意としているイメージはないが、この札幌競馬場芝2600メートルは別。相性がよく同馬産駒が上位に入ることも多いという。
約半年ぶりとなるレースの鞍上はC.ルメール騎手に託された。乾坤一擲の走りを期待したい。
8月4日(日)札幌競馬場
第11R UHB賞(OP) 芝1200メートル
札幌競馬場のスプリント戦には、頭角を現しはじめたショウナンタイガ(牡3歳、栗東・池添兼雄厩舎)が出走予定。
4戦目にして初勝利をあげ、重賞初挑戦となったファルコンS(G3)では4着と好走。その後、雪うさぎ賞(1勝クラス)、UHB杯(2勝クラス)を2連勝。陣営は、函館日刊スポーツ杯(3勝クラス)を予定していたが、除外となったため、格上挑戦の覚悟を決めた。
ここには調子を上げつつあるサトノダイヤモンドの半妹リナーテ、オーシャンS(G3)で3着と好走したダイメイフジなど強力なライバルが揃った。鞍上は、池添謙一騎手から加藤祥太騎手にチェンジ。若手有望株コンビは、勝利することができるだろうか?