真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2019.08.13 08:31
JRA札幌記念(G2)フィエールマン「距離不安」は? 凱旋門賞前哨戦で見る本質
編集部
このように叩き合いに持ち込みさえすれば素晴らしい勝負根性を発揮、着差はわずかであっても必ず勝利している。ラジオNIKKEI賞とアメリカJCCの敗因が明らかなだけに、2000mの札幌記念でも体調が整っていれば勝ち負けに持ち込んでくれるだろう。1週前追い切りに跨ったC.ルメール騎手は「休み明けを心配していたけど、フットワークは良かったし、いい反応で息が入っていた」と手応えをつかんでいる。
今、フィエールマンは函館に入厩している。レース前日に札幌競馬場に移動する予定だ。これはヨーロッパで凱旋門賞に挑むにあたっての移動(輸送)の練習でもある。イギリスのニューマーケットで調教して、凱旋門賞前日にロンシャンに入る予定だからだ。ニューマーケットには坂路などの施設もあり、日本と同じような調教を行える。北海道内での移動とイギリスとフランスの移動では異なる部分も少なくないが、輸送に慣れるという意味では新鮮なチャレンジだ。
母がヨーロッパで活躍したリュヌドールという血統を持つフィエールマンはディープインパクト産駒にしては豊富なスタミナを持っている。ここ数年では凱旋門賞で最も期待できる1頭と言える。日本産馬初の凱旋門賞制覇を達成するためには、まずは札幌記念を優勝しなければならない。
PICK UP
Ranking
5:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!