JRA川田将雅「WASJ」逆転初優勝! 第4戦を制し「リーディングジョッキーKAWADA」が最高の夏を締めくくり
25日に札幌競馬場で行われたワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)第4戦は、川田将雅騎手のプレシャスブルー(牡5歳、美浦・相沢郁厩舎)が優勝。この勝利によって、大きくポイントを上積みした川田騎手がWASJ初優勝を飾った。
世界に日本リーディングジョッキー「KAWADA」の実力を見せつけた。14頭立てで行われたレースで、先頭集団を見るような絶好位につけたプレシャスブルーは、最後の直線で逃げ粘るケージーキンカメを捉えて先頭へ。最後は1番人気だったダブルシャープの追撃を封じてゴールした。
第3戦を終えて4位につけていた川田騎手だったが、この勝利によって逆転トップ。総合70ポイントを獲得し、逆転優勝を果たした。なお、川田騎手はこれがWASJ初優勝。
日本人騎手としては、前身のワールドスーパージョッキーズシリーズにおける浜中俊騎手(2014年)以来の優勝。札幌に移設してワールドオールスタージョッキーズに名称が変わってからは、初めての日本人王者となった。
リーディングジョッキーが、充実の夏を最高の形で締めくくった。川田騎手は、この日のメインレースだったキーンランドC(G3)も勝利しており、これで重賞騎乗機会4連勝。特に札幌ではクイーンS(G3)、札幌記念(G2)、そして今週のキーンランドCと無類の勝負強さを見せつけている。
「このまま年末まで、1番上を争える立場でいたいです」
川田騎手は昨日、一番乗りで年間100勝を達成。C.ルメール騎手との激しいリーディング争いが続くが、改めて自身初のリーディング獲得へ、その決意を力強く語った。