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JRAサートゥルナーリア「川田叩き」に一役買う!? C.ルメール「僕自身への怒りの気持ち」乗り越えNo.1証明の誓い

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 先週のセントライト記念(G2)は、騎乗停止により日本ダービー(G1)でリオンリオンに乗れなかった横山典弘騎手が、その鬱憤を晴らすような快勝劇。

 同じ菊花賞トライアルとなる今週の神戸新聞杯(G2)にも、春のダービーで乗れなかった悔しさをぶつけたい騎手がいる。サートゥルナーリア(牡3歳、栗東・角居勝彦厩舎)に騎乗するC.ルメール騎手だ。

 この春、「年明け初戦は勝てない」というジンクスを跳ね返し、見事皐月賞(G1)を制したルメール騎手とサートゥルナーリア。

 競馬の常識を覆す規格外の勝利に周囲から「三冠」の声が高まったが、続く日本ダービーを前に、ルメール騎手がまさかの騎乗停止……本番は「豪州の若き天才」D.レーン騎手が代打騎乗することとなった。

 しかしレースは、スタートで大きく出遅れる痛恨の不利。これまでよりも後方からの競馬を強いられたサートゥルナーリアは、最後の直線でメンバー最速となる上がり3ハロン34.1秒の脚を見せるも、4着に敗退。デビューからG1・2勝を含んだ連勝は「4」でストップした。

 あれから約4か月。『スポーツ報知』のインタビューに「僕自身への怒りの気持ちが湧きました。残念でした。もちろん乗りたかったです」と、当時の心境を振り返っているルメール騎手。敗れたレーン騎手の騎乗を批判するつもりはなくとも「自分が乗っていれば……」と考えるのは、騎手として当然だろう。

 陣営は、今回の一戦を秋の指針にする。一度、敗れた2400mにあえて挑戦することで、2400m以上のレース(菊花賞)に進むのか、それとも2400m以下のレース(天皇賞・秋)に挑むのかを決定する方針だ。それだけに今回は前哨戦とはいえ、サートゥルナーリアの今後を左右する戦いになる。

 その上で格好の物差しがいる。目下、最大のライバルとされるヴェロックスの存在だ。

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