【チャレンジC(G3)展望】「堅実」ステイフーリッシュVS「4連勝」ロードマイウェイ!本命不在で「大荒れ」模様!?
30日(土)に阪神競馬場にてチャレンジC(G3)が開催される。
来年の中距離路線につながる重賞で、春の大阪杯(G1)などを見据えた出走馬のローテーションとして1つの選択肢となっている。
13頭が特別登録を済ませているが、頭一つ抜けた馬がおらず混戦模様だ。その中で今年、安定した成績を収めてきたステイフーリッシュ(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)はチェックしておきたい。
今年は中山金杯(G3)から始動して2着。続く京都記念(G2)も2着と好調なスタートを切る。大阪杯では大敗を喫するが、鳴尾記念(G3)、函館記念(G3)で3着と巻き返す。G1級のメンバーがそろった札幌記念では大敗するが、3カ月休養を挟んだ福島記念(G3)で2着と再び巻き返す。
大阪杯、札幌記念と相手が強いところでは大崩れしているものの、重賞路線で2着3回、3着2回と安定した成績を収めてきた。今回はメンバー的にも好勝負になりそうであり、3歳の京都新聞杯(G2)以来の重賞勝ちを狙っているはずだ。
勢いで言えばロードマイウェイ(牡3、栗東・杉山晴紀厩舎)は注目だ。
2歳の未勝利戦を勝ち上がったあと、3歳春はなかなか2勝目を挙げられずにいたが、6月の国分寺特別(1勝クラス)で待望の2勝目を挙げると、そこから怒濤の連勝。前走のポートアイランドS(OP)で4連勝を飾ってオープン入りした。
オープン級の古馬との対戦も済ませており、勝利を挙げているだけに、この4連勝は大きな価値がある。3歳馬で重賞勝ちもないことから斤量にも恵まれており、この勢いのまま5連勝で重賞初制覇があってもおかしくない。
今年、思うような成績を残せていないが、中距離重賞の常連であるギベオン(牡4、栗東・藤原英昭厩舎)も軽視できないだろう。
今年は金鯱賞(G2)から始動するも6着。続くダービー卿CT(G3)と鳴尾記念では掲示板を確保するものの、G1級のメンバーだった毎日王冠(G2)では7着に終わった。
3歳時はNHKマイルC(G1)2着や中日新聞杯(G3)勝ちなど実績があるだけに、地力があるのは確か。相手関係が弱くなったここでの巻き返しが期待される。