そう、そこは一夜限りの「夢の世界」――日本の競馬関係者がドバイを目指す「きらびやかすぎる理由」

花火も豪華絢爛(撮影:編集部)

 そしてドバイワールドカップデーに合わせて様々な催し物が行われ、レース当日でもファッションショーやディズニーランドで見られるようなパレード、アメリカのスポーツイベントのような観衆の頭上に迫る曲芸飛行、そして隅田川の花火大会を上回る迫力の花火の打ち上げなどが行われる。

 ドバイの競馬は日本競馬ではちょっと考えられない非日常的で華やかな世界、競馬関係者にとってはあこがれの地なのだ。

 ちなみにドバイはイスラム教の戒律により賭け事は禁止であり、残念ながら馬券は販売されていない。しかしこのドバイワールドカップデーでは「PICK6」と「LUCKY DRAW」というくじのようなものがあり、馬券予想のように勝ち馬を選んで投票できる。なお掛金は不要で当選者には賞金が渡されるというから太っ腹だ。

日本馬はヴィクトワールピサ、ジェンティルドンナ、アドマイヤムーンなどがドバイで勝利(撮影:編集部)

 ただし関係者によると以前の方が豪華だったようで、「以前の飛行機はファーストクラスでしたが今ではビジネスクラス。ホテルもメイダンじゃなくて5つ星ホテルのブルジュ・アル・アラブで、『滞在中は食事用にカードを渡されたよ』といった話も聞きました。このあたりは多少の石油価格下落の影響があるのでしょうか」という話も。

 とにもかくにも、ドゥラメンテや三度目の挑戦となるホッコータルマエが大きな仕事をやってのけるように日本から応援したい。

 なお、レースは日本時間26日23時からグリーンチャンネルで無料放送される。ちなみにドゥラメンテのドバイシーマクラシックは25時20分、ホッコータルマエが出走するドバイワールドカップは26時頃の発走だ。

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