チャンピオンズC(G1)クリソベリル断然「3歳馬」の理由!? 「今年の限り」あの“大穴馬”にもビッグな追い風が!
1日に行われるダート王決定戦チャンピオンズC(G1)。今年はゴールドドリーム、インティ、オメガパフューム、チュウワウィザードなど新旧ダート王が顔を揃え、非常に難解な大混戦となっている。
それでも、最も人気を集めそうなのは無敗の3歳馬クリソベリル(牡3歳、栗東・音無秀孝厩舎)か。前日オッズ(土曜現在)も単勝3.5倍ながら、1番人気に推されている。
ただ、ある記者はクリソベリルの「このオッズは、断然美味しい」というから驚きだ。
確かに、昨年ルヴァンスレーヴがこのレースを制したように、決して3歳馬が通用しないレースではない。しかし、過去5年で馬券に絡んだ3歳馬は本馬と、2015年2着のノンコノユメのみ。残りの7頭は馬券にすら絡めずに惨敗している。複勝率22.2%は6歳、5歳のベテラン勢に押され気味だが……。
「例年、このレースで3歳馬が苦戦傾向にある最大の理由は『古馬との斤量差が1kgしかないから』と言われています。
しかし、今年はチャンピオンズC週の土日開催が11月に跨ることから、11月の斤量ルールで施行されるんですよ。したがって、昨年の3歳馬は56kgでしたが、今年は55kgで出走が可能。これは大きいですよ。
クリソベリルとルヴァンスレーヴ、どちらが上なのかは分かりませんが、少なくとも例年よりも1kg軽いのは非常に大きな追い風。3歳馬でもトップクラスであれば通用することは歴史が証明していますし、今年のクリソベリルなら、素直に“頭”で狙っていきたいですね」(競馬記者)