藤田菜七子「JRA重賞初制覇」コパノキッキング圧勝! 「関係者のみなさまに感謝」

 

 JRAの藤田菜七子騎手が、ついにやった。

 8日のカペラS(G3)は、2番人気コパノキッキング(セ4 栗東・村山明厩舎)が圧巻の差し切り勝利で同レース連覇を達成。同馬はJRA重賞3勝目、藤田菜七子騎手はうれしいJRA重賞初勝利となった。

 スタートから押して前目につけたコパノキッキングは、先頭を奪い合う逃げ馬勢を尻目に絶好の4番手ポジション。直線では外目に持ち出すと、菜七子騎手のゴーサインに応え、他馬とは次元の違う末脚を披露。最後は差したライバルを突き放し、2着テーオージーニアスを2馬身半をつけ優勝。力の違いを見せつける内容だった。

 今年のフェブラリーS(G1)で初コンビを組んでから、今回で6戦目。すでに大井の東京盃を制したが、JRA重賞ということで喜びもひとしおのようだ。

 勝利インタビューでは「コパノキックングと関係者のみなさまに感謝したい思いです」と、コンビを継続してくれた陣営への感謝を口にした。

 そして「行ければ番手に行きたいと思っていた。それなりに出していった。前が速いので、少し後ろになったが、いい手応えでした。コパノキックングが一番強いと思っていた。ホントに勝つことが出来て良かったなと」「この1年コパノキックングに乗せていただいて、結果が出ない時もあったので勝てて本当にうれしいです」と喜びを語った。

 今年すでに40勝を超え、飛躍的な成長を遂げている菜七子騎手。年の瀬に嬉しい結果を得ることができた。

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