GJ > 競馬ニュース > 香港国際競走18年前  > 2ページ目
NEW

JRA武豊「最後は羽が生えているよう」キャリア50戦目に初G1制覇! 香港国際競走を日本色に染めた18年前を振り返る

 1月の日経新春杯(G2)重賞2勝目を飾ると、初の海外遠征となったドバイシーマクラシック(当時G2)を連勝。当時の強豪ファンタスティックライトを破ったことで、一躍世界に注目される存在になった。鞍上は、やはり武豊騎手だ。

 そして引退レースとなった香港ヴァーズ。1番人気で本番を迎えたステイゴールドだったが、逃げたエクラールが完璧なレース運び。直線に入った頃には、後続に5馬身以上の差をつけており、誰もがL.デットーリ騎手の“マジック”がさく裂すると思っていた。

「最後は羽が生えているようでした」

 レース後、武豊騎手がそう振り返った言葉がすべてだった。残り400mとなったところで勝ち味に遅いはずのステイゴールドが、これまで見せたこともない豪脚で迫る。エクラールも最後まで粘りを見せたが、アタマ差捉えたところがゴールだった。

 キャリア50戦目にして、ついにG1制覇を成し遂げたステイゴールドはそのまま引退し、種牡馬入り。当時、数多くの後継種牡馬に恵まれていたサンデーサイレンスの産駒だったため、決して評価は高くなかったが、今年の香港Cを勝ったウインブライトを始め、現役最強障害馬のオジュウチョウサン、三冠馬オルフェーヴルなど、個性的な名馬を数多く輩出。

 今年、亡くなったディープインパクトと並ぶ、日本を代表する種牡馬として2015年に他界している。

JRA武豊「最後は羽が生えているよう」キャリア50戦目に初G1制覇! 香港国際競走を日本色に染めた18年前を振り返るのページです。GJは、競馬、, , , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛