JRA「超良血馬」ヴァーダイトがデビュー! クリソベリル、マリアライトに続くG1馬への道を歩めるか⁉
今週は2歳王者決定戦、朝日杯FS(G1)が開催されるが、その一方でこれからデビューを果たす馬もまだまだ多い。
阪神JF(G1)や朝日杯FS、ホープフルS(G1)など2歳G1や2歳の重賞に出走する馬は、春から秋口にかけてデビューし、順調に勝ち上がってきた馬たちだ。
そう考えると、この時期のデビュー戦はやや遅めとも感じるが、来年のクラシックに向けては十分に間に合う時期でもある。それもあってか、この時期にあっても良血馬や有力馬と目されている馬のデビューが予定されている。
朝日杯FS当日の15日(日)阪神5Rに組まれている芝2000mの新馬戦で、今注目を集めている馬がデビューする。ヴァーダイト(牡2、栗東・音無秀隆厩舎)だ。
父はディープインパクト、母はクリソプレーズ(母の父エルコンドルパサー)という血統。母の名前でピンと来た方もいるのではないか。
先日、無敗でチャンピオンズC(G1)を制したクリソベリルの半弟だ。同時にエリザベス女王杯(G1)、宝塚記念(G1)を制した女傑マリアライトの全弟でもある。
クリソベリルと全兄弟であるクリソライトは父がゴールドアリュールで、その血を見事に反映してかダート戦で活躍し、両馬ともダートG1を制している。
それに対して、ヴァーダイトと全姉にあたるマリアライトはディープインパクト産駒。芝の中~長距離戦で使われ、G1 2勝の実績を残してきた。
ヴァーダイトもマリアライトの実績や来年のクラシックに向けて、2000mという距離のレースを選択したのだろう。