JRA有馬記念枠順抽選会でムーア「寝る」スミヨン「腕組み」レーン「ポケットに手」外国人騎手暴挙も同情の声多数
19日に開催された22日開催有馬記念(G1)の公開枠順抽選会。
アーモンドアイ、リスグラシュー、サートゥルナーリアら超がつく豪華メンバーが集う今年のグランプリ。トリッキーな中山2500mにおいて重要視される枠順決定ということで、大きな注目を集めた。
アーモンドアイは5枠9番、リスグラシューは3枠6番など、さまざまな思惑が交錯した抽選会ではあったが、ファンの間で話題になっているのが、6枠11番に収まったキセキの鞍上・英国のR.ムーア騎手だ。
約1時間の抽選会の間、ムーア騎手はテーブルでずっと「うつむき加減」で、一時寝ているようにすら見えた。待てど暮らせど自分の番は回ってこず、結局最後に残ったスワーヴリチャード陣営と一緒にクジを引く、という結末だった(ムーアは自分では引いていないが)。
さらに、マイクを向けられたムーア騎手は、今の心境を聞かれ、小さな声でこう応えている。
「tired(疲れた……)」
会場からは苦笑も漏れたが、この日の外国人騎手は(C.ルメール騎手を除き)総じて憮然とした印象が強かった。
サートゥルナーリア騎乗のC,スミヨン騎手は表情が一切変わらず腕組み、リスグラシュー鞍上D.レーン騎手も無表情かつポケットに手を突っ込んだまま応対、と「なかなか」な状況だった。
このような状況で、ネットではさぞ「態度が悪い」とファンが怒るかと思いきや、実際はそうでもない。
「抽選会がグダグダと長すぎますし、日本語がわからない短期免許の外国人騎手には苦痛でも仕方ないでしょうね。ネット上でも『見世物じゃないもんな』『日本人騎手だって楽しいわけじゃないし当然』など、ムーア騎手らを擁護する声は多いです。