JRA京都金杯(G3)「武豊」カテドラルVS「重賞勝ち」エメラルファイトの一騎打ち!? 有力情報から「穴馬」を発見!
ホープフルS(G1)で2019年の重賞は幕を閉じたばかりと感じるが、アッという間に今年の中央競馬も開幕を迎える。
5日(日)に開催される東西の金杯(G3)で重賞戦線がスタートする。
そこで今回は関係者からの有力な情報を元に京都金杯を予想する。中山金杯が2000mの中距離路線なのに対し、こちらは激戦区のマイル。フルゲート18頭と頭数もそろった。
「◎」は期待のかかる4歳馬、カテドラル(牡4、栗東・池添学厩舎)だ。
3歳初戦はクラシックを意識して京成杯(G3)から始動したものの11着と大敗。路線変更し、挑んだアーリントンC(G3)2着、NHKマイルC(G1)3着と好走した。夏から秋にかけては中京記念(G3)、富士S(G3)と転戦したものの古馬の厚い壁に阻まれた。マイルCS(G1)では6着に終わったものの、上がり最速33.4秒の脚を披露し、実力の片鱗を見せつけた。G1 3着の実績があるだけに相手関係が弱まり、斤量減で同舞台のG3なら中心的な存在だ。
「ハーツ産駒でトモが緩いので発馬は遅い上に、道中は掛かる面があって乗り難しいタイプ。ハマった時の脚は凄いが、3歳時はその辺がネックで安定しなかった。まだ完成途上も、段々と馬の形もできてきた。豊さんも手応えを感じていますし、2度目の騎乗で前進は確実。まだ重賞を勝ってないし、ここはチャンスだと思うので賞金を加算して春は大舞台を目指したい」と関係者も期待を寄せている。
「○」はエメラルファイト(牡4、美浦・相沢郁厩舎)を指名する。
3歳時は条件特別から始動し、勝利を飾った。続くスプリングS(G2)では10番人気と人気薄だったが、それを跳ね返すように連勝してみせた。
皐月賞(G1)をスキップして日本ダービー(G1)に挑むも12着と大敗。休養に入り、秋初戦は古馬との初対決となった富士Sを選択するも凡走。続くマイルCSでも馬群に沈んだ。
秋2戦は古馬の壁に跳ね返されたが、相手関係が弱くなる今回は侮れない。「富士Sからスピードの絶対値に限界が見えたし、ごまかしの効かないコースでは厳しいね。前走はG1で外枠も応えた感じ。石川騎手は今回、『積極的な競馬をする』と言っていたし、スプリングSのような形になるだろう。冬場の京都ならそんなに時計も早くならないだろうし、条件 的には合っている」と陣営は明るい雰囲気だ。