JRAサリオス「痛恨」レーンにまさかのマイラー疑惑! 日本ダービー(G1)距離不安は馬だけではない!? 打倒コントレイルに大きく後退か
芝のレース26勝のうち、1400~1600mで11勝、2000mで7勝をあげた昨年に対し、今年は18勝のうち、1400~1800mで16勝と極端に勝ち鞍が集中している。昨年10戦して未勝利だった1800mを今年は8戦6勝と克服したのはさすがだが、得意だった2000mは1勝と大きく勝率を下げることとなった。
「これについては、レーン騎手が日本の競馬に慣れて来たことに関係がありそうです。昨年は中団より後ろからの競馬で半数以上の勝ち星をあげていましたが、今年は逆に前々の競馬で半数以上の勝ち星をあげています。
トップジョッキーには有力馬の騎乗依頼が多くありますが、取りこぼしを減らすには好位での競馬が好まれます。そのために、昨年よりも前々で競馬することが多くなったのかもしれませんね。
はっきりとした因果関係はわかりませんが、現実に中距離以上の勝ち鞍が激減していることは、2400mのダービーで不安要素となる可能性も出てきます」(競馬記者)
以下はレーン騎手の芝2000m以上の成績である。
2020年【2.4.3.9/18】勝率11.1%、連対率33.3%、複勝率50.0% ※5月24日現在
2019年【13.3.5.10/31】勝率41.9%、連対率51.6%、複勝率67.7%
全体の騎乗数に違いはあれど、昨年は41.9%を誇った勝率が11.1%と大きく成績を下げている。
対する芝1800m以下の成績が以下となっている。
2020年【16.4.3.10/33】勝率48.5%、連対率60.6%、複勝率69.7% ※同現在
2019年【13.3.8.21/45】勝率28.9%、連対率35.6%、複勝率53.3%
約30%勝率を下げた2000m以上に比して、こちらは逆に20%近く勝率をアップさせている。
ただでさえ、距離不安を囁かれているサリオスにとって、歓迎できないデータではないだろうか。
昨年のダービーでは圧倒的1番人気に支持されたサートゥルナーリアで致命的な出遅れを犯し、“波乱の立役者”となったレーン騎手。今年のダービーも厳しい見通しとなるかもしれない。
PICK UP
Ranking
17:30更新- 【阪神JF】リバティアイランド、アスコリピチェーノ、ソダシを超える逸材!? 2歳女王決定戦で買うべき“大物馬主”推奨の2頭
- 武豊「来年が楽しみ」ヤマニンウルス不在でも大健闘…フォーエバーヤング擁する世代レベルの高さも証明
- 【香港C(G1)展望】絶対王者ロマンチックウォリアーVS逆襲の女王リバティアイランド! ダービー馬タスティエーラ完全復活なるか
- 【阪神JF(G1)展望】L.デットーリ×米国2歳女王メイデイレディが日本襲来! フォーエバーヤング妹など日本の女王候補が迎撃
- 武豊「非常識な最高速」でチェルヴィニア置き去り…他馬を凌駕する切れにC.ルメール「ドウデュースと同じ走りは出来ない」
- ミホノブルボンvsライスシャワー連想させた「100分の1」の攻防!同一馬によるワンツースリーは平地競走史上初
- 【香港マイル(G1)展望】3歳マイル王ジャンタルマンタルが待望の戦線復帰! 悲願達成のソウルラッシュと世界制覇に挑む
- ジャパンCでも天皇賞・秋でも下馬評覆す4歳馬の好走…「最弱世代」の汚名返上着々、出遅れて逃げてもダービー馬に先着の逸材が待望の復帰
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- 1番人気が「痛恨不利」で馬券圏外…勝利騎手には過怠金処分も「ハナ差の4着」に後味の悪さ
関連記事
JRA日本ダービー(G1)「37年ぶり」コントレイル、サリオスはジンクスを打ち破れる!? 皐月賞組「圧倒的有利」も、馬券はひとひねり必要か?
JRA「騎手買い」でダービーの大穴発見!? 重賞で驚異的な好成績を残しているアノ騎手を狙い撃ちで高配当ゲットも?
JRA 日本ダービー(G1)コントレイル「牡馬・牝馬同時2冠」も視野に……スティルインラブとネオユニヴァース以来17年ぶりとなる記録達成へ
JRA日本ダービー(G1)サリオスの巻き返しは「困難」!? 過去の名馬も跳ね返された「2400mの壁」。”勝率0%”を超えることはできるのか……
JRAコントレイルのダービー制覇に追い風となるか!? 「新種牡馬」エピファネイアが29年ぶりの大偉業! 「初年度産駒」から無敗2冠達成はアノ馬以来