JRA 安田記念(G1)アーモンドアイ「芝G1・8勝」の夢を打ち砕くライバル登場!? “超機密”現場関係者ネタから浮上した注目激走馬
春のG1・5連戦の締めくくりとなる安田記念(G1)。今年はアーモンドアイが「芝G1・8勝目」を懸かけて出走するとあって、異例の注目度を誇っている。だが、他の陣営もただ黙って新記録樹立の瞬間を見守っているわけにはいかない。“ストップ・アーモンドアイ”を合言葉にしているライバルの関係者たちから話しが聞けた。今回はその一部を紹介しよう。
まずはダノンプレミアム(牡5歳、栗東・中内田充正厩舎)。
昨年の安田記念ではアーモンドアイのライバル筆頭として考えられていたが、スタート直後に大きな不利を受けたこともあり、16着とまさかの殿負けを喫した。
だがそれ以外は天皇賞・秋(G1)2着、マイルCS(G1)2着。今年はクイーンエリザベスS(G1)から始動して3着と、馬券圏内を外さない堅実な走りを見せている。
「前走は慣れない海外のタフな馬場に苦戦。また人気を背負っていたので周囲からのプレッシャーも強く、心身ともにバテたようで、さすがに帰国後はダメージが残っていました。
ですが放牧も挟んだので疲れも抜け、段々と良くなっています。ただスタッフは、『調整期間が短すぎます。能力が高いので稽古はいつでも動きますが、このメンバーを相手にするのならば、もう1段階上の状態にしたかった』と間隔の狭さを悔やんでいました」(栗東関係者A)
今回は鞍上がD.レーン騎手にチェンジ。名うての名手とはいえ、現在の状態で勝ち切るのは至難の業か!?
イマイチ陣営のテンションが上がらないのは、ダノンスマッシュ(牡5歳、栗東・安田隆行厩舎)も同じようだ。
満を持して臨んだ高松宮記念(G1)は10着と大敗。だが、京王杯スプリングC(G2)では見事に優勝を飾り、立て直しに成功したかに思えたが……。
「アーモンドアイ同様に中2週での出走となりますが、スタッフは『毛艶もすごくいいし、前走のダメージもなく、いい状態をキープできている』と状態の良さには自信を持っていました。ただ『この馬にとってマイルは長すぎる。ここでは胸を借りる立場で臨みますよ』とトーンは低かったですね」(栗東関係者B)
“距離の壁”に泣くか。