JRA有力馬「秋ローテ」サートゥルナーリア、6億円アドマイヤビルゴなど。オールカマー(G2)でフィエールマンVSカレンブーケドール!

 今週末から札幌・新潟開催も幕を開け、まさに夏競馬もたけなわだが、競馬界の「主役」たちは決戦の秋に向けてそろって休養中。そこで秋のG1シーズンを待ち切れないファンに向けて「有力馬の出走予定」をお伝えしたい。


◆まずはサートゥルナーリア(牡4歳、美浦・角居勝彦厩舎)だ。

 昨年末の有馬記念(G1)2着を経て、今春の宝塚記念(G1)で1番人気に推されながらも4着に敗れたサートゥルナーリアは10月の天皇賞・秋(G1)に直行する見込みだ。昨年は6着に敗れたが、金鯱賞(G2)の快勝劇で左回りへの不安はない。

「その後はレースの結果を見てから。香港も選択肢に入るけど行けるかどうか」と、キャロットファームの秋田博章代表。コロナ禍のため流動的だが、海外遠征の可能性も高い。本命は2000mの香港C(G1)か。

クリソベリル JBISサーチより

◆ダート王クリソベリル(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)は、JBCクラシック(G1)→チャンピオンズC(G1)が軸になりそうだ。

 今年、初の海外遠征となったサウジCは7着に沈んだものの、6月の帝王賞(G1)を快勝し、改めてNo.1を見せつけたクリソベリル。秋は3戦予定されており、JBCクラシックの前に一叩きするか、チャンピオンズC後の東京大賞典(G1)辺りが候補に挙がっているようだ。

◆長距離王フィエールマン(牡5歳、美浦・手塚貴久厩舎)は、さらなる勲章を目指す。

 この春、天皇賞・春(G1)で連覇を飾ったフィエールマンだが、予定されていた宝塚記念は調整不安で回避。手塚調教師は「秋の最大目標はジャパンC(G1)」とし、復帰戦には9月のオールカマー(G2)が候補に挙がっているようだ。

◆オールカマーにはカレンブーケドール(牝4歳、美浦・国枝栄厩舎)も出走を予定している。

 2月の京都記念(G2)で、後に宝塚記念を勝つクロノジェネシスの2着と上々の滑り出しだったカレンブーケドール。しかし、予定していたドバイ遠征が新型コロナウイルスの影響によって中止に。春はそのまま全休となった。

 復帰戦には9月のオールカマーが予定されており、その結果次第で秋の目標がエリザベス女王杯(G1)、もしくはジャパンC(G1)に決まるとのこと。フィエールマンとの対決になれば、陣営にとっては絶好の判断材料になりそうだ。

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