JRA覚えておきたい新潟名物「千直」総ざらい!2010年以降の全274レースを徹底分析! 夏競馬の回収率アップに知っておきたいデータとは
★枠番★
【枠番別勝利数、2010年以降】
1枠 13勝(2.6%)
2枠 20勝(3.9%)
3枠 27勝(5.2%)
4枠 22勝(4.2%)
5枠 42勝(7.8%)
6枠 33勝(6.1%)
7枠 50勝(7.4%)
8枠 68勝(9.8%)
※カッコ内は勝率
新潟千直は、外枠有利が定説。実力馬でも1~2枠に入れば、割引が必要だ。ただし、差し馬の場合、3~5枠なら馬券に絡むことも多い。各馬が外ラチ沿いを巡る争いとなり、前が開きやすいためだ。覚えておきたいのは、道悪になった時。外枠有利の傾向がさらに顕著になる。
★種牡馬★
【勝利数ランキング、2010年以降】
1位 13勝 サクラバクシンオー
2位 10勝 アドマイヤムーン
3位 8勝 スウェプトオーヴァーボード
名スプリンターを輩出した種牡馬が上位に名を連ねた。ただし、2017年以降に限定すると、6勝のマツリダゴッホと5勝のロードカナロアがワンツー。特にロードカナロア産駒は勝率15.2%、単勝回収率192%と高く、今後の千直で多くの活躍馬を出すことが期待される。
覚えておきたいのが、ステイゴールドの存在だ。2010年以降、産駒の成績は「0-0-1-34」とサッパリだが、母父としてライオンボスを輩出。母の父としての勝率20.8%と単勝回収率465%はともにレース機会20回以上の54頭中、堂々の1位である。
★その他★
新潟千直はとにかく牝馬が強い。全275勝のうち202勝を牝馬が挙げている。ただし同じ牝馬でも関東馬は少し割り引きたい。勝率は、関西牝馬の8.6%に対し、関東牝馬は6.2%。単勝回収率も関西牝馬の104%に対し、関東牝馬は65%と前者が優位となっている。
逆に7歳以上の高齢馬は関東馬を狙いたい。2010年以降、7歳以上の高齢馬は新潟千直で8勝しているが、このうち7勝(133戦)が関東馬、関西馬は95戦して1勝だけだ。
千直コースは形態上、スペシャリストの騎手や種牡馬が生まれやすい。そういう意味では、どのコースよりも過去のデータが重要になる。過去10年のデータを武器に、今年こそ、千直の馬券スペシャリストを目指してみてはいかがだろうか。