東京大賞典(G1)「完全的中」の勢いに乗れ!? 京都金杯(G3)「中京開催」がレースのカギ。「激アツ情報」で“カジノフォンテン級”の穴馬浮上か

 5日、中京競馬場で京都金杯(G3)が開催される。競馬場とレース名に違和感を覚えるだろう。これは京都競馬場が2023年まで改修工事となるため、今年からこういった現象が多く起こることになる。「1年の計は金杯にあり」という格言があるように、年初めの重賞を的中させて2021年をスタートダッシュで決めたいものだ。

 今年の京都金杯は中京開催というのが最大のポイントとなるだろう。このコース替わりを味方につける馬をしっかり見極めたい。「強力現場情報」で京都金杯をハナビ杉崎が攻略する。

 昨年末の東京大賞典(G1)は「◎→〇→▲」で決着し、完全的中を達成。9番人気カジノフォンテンを2番手に指名できたのは大きかった。年を越して収支はリセットしたが、勢いそのままに連続的中を目指す。

 まず「◎」はピースワンパラディ(牡5歳、美浦・大竹正博厩舎)だ。

 出走メンバー中、唯一の関東馬を狙いたい。中京コースの成績は【2,2,0,0】で連対率100%。ポートアイランドS(L)でもタイム差なしの2着に好走していることからも、このメンバーでも十分に渡り合えるはずだ。

「中京コースはデビューから2連勝しているように得意です。コーナリングの関係から、一貫して左回りに拘って使ってきました。段々と馬に気持ちが入ってきて、競馬も上手になっているので崩れるイメージが沸かないですね。乗り難しさはないので、テン乗りも気にする必要はありません。福永祐一騎手は中京コースを得意としているので、上手に乗ってくれるはずですよ」(厩舎関係者)

 これまでに重賞で馬券圏外に2度敗れていることが不安視されるかもしれない。だが、どちらも1800m以上の距離で、マイル戦は【4,2,0,0】と抜群の相性である。中京開催の京都金杯を最も味方につけるのはこの馬だろう。

 次に「〇」はトリプルエース(牡4歳、栗東・斉藤崇史厩舎)だ。

 2連勝中の上がり馬に期待したい。前走はプラス20キロと馬体を大きく増やしての勝利。ハンデも55キロと手ごろだけに、勝ち負けしてもおかしくないだろう。

「馬体増は成長分ですし、トモに力がついて瞬発力に磨きがかかっています。前走、好時計で走れたのも、そのおかげだと思います。厩舎的にもクロノジェネシスで有馬記念(G1)を勝っていいムードですし、今度は所属の団野大成騎手にも初重賞を取って欲しいところです」(厩舎関係者)

「今まで団野騎手は馬を間近で見てきていますし、追い切りで騎乗した際には『乗りやすそうな印象でしたし、実際に乗ったらイメージ通りでした』と好感触だったようです。昨年は62勝で全国リーディング15位と結果を残していますし、初重賞にも期待していいんじゃないでしょうか」(競馬記者)

 過去10年で4勝を挙げる4歳牡馬はエアスピネル以外、すべて上がり馬である。トリプルエースと団野騎手のコンビが人馬ともにスターダムへとのし上がるかもしれない。

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