東京大賞典(G1)「完全的中」の勢いに乗れ!? 京都金杯(G3)「中京開催」がレースのカギ。「激アツ情報」で“カジノフォンテン級”の穴馬浮上か
「▲」はシュリ(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)だ。
こちらも2連勝でリゲルS(L)を制した上がり馬。リゲルS組は過去10年で最多の3勝を挙げている。中京開催ということで参考外かもしれないが、レース間隔はベストと考えることができるだろう。
「体の緩さや気性面の幼さがありましたが、ようやく心身のバランスが整ってきました。ハーツクライ産駒らしく成長力がありますね。前走はスローペースでも掛かりませんでしたし、武豊騎手とも手が合っています。初めての重賞挑戦ですが、芯が入ってきた今なら期待の方が大きいです」(厩舎関係者)
中京マイルの持ち時計も納屋橋S(3勝クラス)で記録した1:32.8でメンバートップ。57キロを背負ってこの時計をマークしているため、今回56キロで出走できるのは好材料である。
「△」はケイアイノーテック(牡6歳、栗東・平田修厩舎)だ。
中京開催は大歓迎だろう。NHKマイルC(G1)以来、2年半以上も勝ち星から遠ざかっているが、左回りのマイルでは好走している。昨年の安田記念(G1)で5着、富士S(G2)で3着と健闘。相手関係を考えれば、馬券圏内も十分にありえるはずだ。
「集中力の持続がネックで、後方一気の不器用な競馬しかできません。そのため、ヨーイドンの競馬だったマイルCS(G1)は見せ場無しでした。速い流れになればいいんですがね……。ただ、強調材料を挙げるなら藤岡佑介騎手が乗る点ですね。G1制覇したコンビ復活がいい刺激になるのではないでしょうか」(厩舎関係者)
藤岡佑騎手は同条件で行われる中京記念(G3)で、過去に13番人気アルマディヴァンを2着に導いたこともある。久々のコンビで再び輝きを取り戻すかもしれない。