JRA新人騎手たちのマネー事情! 誘惑多く金銭感覚も狂う?若干18歳が1日で稼いだ驚きの金額とは?
デビュー戦となった6日の阪神1レースで、JRA史上47人目となる初騎乗初勝利を達成した。さらに同日の最終レースも、所属する松永昌博厩舎のドスハーツに騎乗して勝利。デビュー当日に2勝を挙げて、福永祐一、松山弘平らに次ぐ史上4人目の快挙をやってのけた。
当然ながら、当日ゲットした「給料」もスゴかった。勝利した1レース(未勝利戦)の1着賞金は510万円、最終レース(4歳以上2勝クラス)は同1,100万円で、それぞれ5%で計算すると、255,000円と55万円に。さらに当日の2レースでも3着に入線した小沢騎手は、3着賞金130万円の5%にあたる65,000円もゲット。結果、2勝、3着1回で、賞金だけで1日87万円の「荒稼ぎ」を達成してしまった。
最終的に、2日間で8鞍に騎乗した小沢騎手は、賞金のほかにも騎乗手当などで別途348,000円が支払われ、デビュー2日間だけで合計120万円以上の大金を手にした。
ほかにも、所属厩舎から支払われる給料や、調教に乗った際に支払われる手当なども収入となるのが騎手という職業。もちろん税金などの関係で、記した金額そのままを手にすることは考えづらいが、同世代の一般人と比較して、明らかに破格の収入であることは間違いない。
「若干18歳の若者が、2日間で120万円以上稼ぐ……」という現実をみると、ジョッキーとは高収入で、夢のある職業といえるだろう。
同時に、競馬界を激震させている持続化給付金の不正受給を例に挙げるまでもなく、当然ながらこうした大金を狙って、世間知らずの若者に「うまい話」を持ちかける輩もいることも予想される。
競馬学校を卒業したばかりの若者が「こんな大金を手にしたら危険がいっぱい……」と、心配もしたくなるのが競馬ファンだ。
いずれにせよ、20歳前後の若者たちにとって、みたこともない大金を手にする機会は、今後は益々増えていくはず。持続化給付金の不正受給に代表されるような、カネに汚い大人にならないようなジョッキー人生を歩んで欲しいと、切に願う。