JRA阪神大賞典(G2)アリストテレスを襲う「大本命の怪」? 波乱の結末へ、3週連続の「金星」を狙う2頭に注目!
近走は凡走が続いているが、注目したいのは同馬の阪神競馬場での成績だ。4戦中3回が3着以内(うち1着1回)、着外の1回もG1(宝塚記念)での掲示板。昨年の阪神大賞典も3着で終えている。
特に雨の影響で重馬場になった場合は、さらに期待度が増す。2019年の弥生賞では、8番人気ながら堂々の勝利を飾っているのだ。また今レースと同じく阪神開催であった宝塚記念では稍重の馬場で、16番人気ながらラッキーライラックに2馬身差以上つけて5着で入線している。重馬場でも十分に力を発揮する馬であることがうかがえる。
さらにディープインパクト産駒の阪神競馬場での勝率は14.4%と成績が良く、阪神大賞典でも2017年にサトノダイアモンドが勝利、2着馬も2頭いる。また、今回騎乗する酒井学騎手が昨年今年に勝利した重賞3つは、全て阪神競馬場での開催であることも後押ししてくれる好材料だ。
前日10番人気ながら、阪神適性と馬場状態の適性、また騎手の適性が今回のレース上手くかみ合えば、上位に進出しても何ら不思議はないはずだ。
オッズ的には単勝1倍台のアリストテレスの勝利が濃厚な今年の阪神大賞典と、2週連続で単勝1倍台の大本命を襲っている悪夢。
アリストテレスは期待通りに課題をクリアすることができるのか、それとも思わぬ刺客がレースを勝利するのか。不気味な2頭にもしっかりと注目しながらレースを楽しみたい。