GJ > 競馬ニュース > ドバイ予備登録「本音」  > 2ページ目
NEW

サトノ軍団の「使い分け」シュヴァルグランの「悲願」シャケトラの「距離適性」ラニの「ギャンブル」などなど、ドバイ予備登録に見る有力陣営の「本音」まとめ

【この記事のキーワード】, ,

 最終的に阪神大賞典(G2)から天皇賞・春を目指すこととなったシュヴァルグラン。数多の選択肢の中から、昨年と同様3000m超の2レースを選択したということは、やはり長丁場に自信を持っているからに他ならないだろう。

 だが、その一方でドバイワールドカップデーの登録は第1希望が2400mのドバイシーマクラシックであり、勝算が高そうな3200mのドバイゴールドC(G2)は第2希望に留まっている。この背景には、やはり今年こそ「何としても悲願のG1制覇を成し遂げたい」という陣営の気持ちの表れではないだろうか。勝算が高くとも、これ以上G2のタイトルが増えても仕方がないということなのだろう。

 今年の日経新春杯(G2)で2着と、先述したシュヴァルグランと同じような軌跡を歩んでいるシャケトラもドバイに予備登録を行なっている。

 ここまでキャリアわずか5戦と底が見えていない分、距離適性もはっきりしないシャケトラは、第1希望を2400mのドバイシーマクラシックにした一方、第2希望を1800mのドバイターフにしている。

 一見、何の問題もないようにも見えるが、この登録が締め切られたのは1月12日。シャケトラが日経新春杯を戦う5日前になる。

 つまり、初の重賞挑戦となった日経新春杯であれだけ強い競馬をしたからこそ、今となってはドバイシーマクラシックの選択は正しいといえる。が、仮に惨敗していれば、距離を短縮してドバイターフに挑戦する選択肢もあったのかもしれないということだ。

 次走は日経賞(G2)を選択しているシャケトラ。順当に賞金を加算できれば、そのまま春の天皇賞をいう流れだろうが仮に惨敗すれば、その後は距離を短縮くる可能性もあるということだ。

 メインレースのドバイワールドカップ関連では、松永幹夫厩舎の兄弟が興味深い。

 今やダート界を担う立場となったアウォーディーは、ドバイワールドカップ一本という「王道」を選択していることも対して、海外実績では兄を上回るラニはドバイワールドカップとG2のゴドルフィンマイルにダブル登録を行なっている。だが、現段階で招待状が来ているのはゴドルフィンマイルの方だ。

サトノ軍団の「使い分け」シュヴァルグランの「悲願」シャケトラの「距離適性」ラニの「ギャンブル」などなど、ドバイ予備登録に見る有力陣営の「本音」まとめのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  2. JRA有馬記念(G1)「伝説の逃走劇」はキタサンブラックでも、ダイワスカーレットでもなく、あの馬!? 前走4馬身圧勝から狙うレジェンドの再現
  3. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  4. JRA有馬記念(G1)の「サイン」は錦鯉のM-1グランプリ!? タイトルホルダー好走を「確定」させる決定打を発見?
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. 【有馬記念】「使い分け」に一石投じた戸崎圭太が意地!ルメールキラーが3勝目で今年の屈辱もスッキリ?
  7. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  8. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  9. M.デムーロ「干され疑惑」に元JRA藤田伸二氏が反論!? 「ミルコは超絶上手いよ!」悩めるイタリアン不振最大の理由は「○○」にある?
  10. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは