GJ > 競馬ニュース > 皐月賞「三強」の現状と課題  > 3ページ目
NEW

皐月賞「三強」は幻だったのか……日本ダービー(G1)へ向けて、浮かび上がる「現状」と「課題」

【この記事のキーワード】, ,

下田:良いと思いますが、この馬の場合はさっきも言ったように如何にスムーズに運べるかが重要だと思います。だから広くて直線の長い東京コースでは、それができる可能性が高い。先ほど名前が出ましたが、ちょうどキズナが勝った時のようなレースが理想です。のびのび走るために、できれば外枠が欲しいでしょうね。

記者:キズナの日本ダービーは豪快な大外一気でしたね。では、最後に斜行もあって5着に降着してしまった、リオンディーズはいかがでしょうか。

下田:「三強」では最も着順を下げましたが、前半58.4秒のハイペースを作った皐月賞は本当に強い競馬でした。普通の馬ならもっと負けていてもおかしくないですし、あの日の向こう正面は酷い向かい風。風除けのない先頭に立つのは、相当不利な状況でした。

記者:負けてなお強し、と。

下田:そうですね。ただ、先頭に立つ展開になってしまったのも、この馬が弥生賞と同様にやや掛かり気味だったせいです。デムーロ騎手は「自ら前に行った」と話していますが、それは馬とケンカしないためもあると思いますし、あのペースで先頭に出てしまったのは計算外だったと思います。もともと前向き過ぎる気性の一族ですが、もしかしたらマイル戦の朝日杯を使ったことが微妙に影響しているのかもしれません。

記者:短い距離を走った馬が行きたがるようになるという話は、よく聞きますね。では、続く日本ダービーでも課題は折り合いでしょうか。

下田:そうなると思います。気性面は調教である程度の修正が利きますが、ダービーまでの短期間でできることは限られているでしょう。それよりも強い競馬だっただけに、皐月賞の消耗度も心配です。優先されるのは立て直しになると思います。それだけにダービーでは枠順がカギになりそう。この馬は本当に内枠が欲しいところでしょう。上手く前に馬を置いて競馬できれば、直線での爆発力は朝日杯で証明済みですから。

記者:日本ダービーは1枠1番が強いレースですから、そこにリオンディーズが入ると面白いですね。ここまでのお話を統合すると「三強」には、それぞれ勝つための条件というか課題がありますが、それさえ克服すれば世代の頂点に立てるということですね。

下田:はい。その通りだと思います。

記者:今日は本当にありがとうございました。日本ダービーが楽しみですし、【徹底考察】も期待しております。

下田:こちらこそ。皆さんのお力になれるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。
(監修=下田照雄(栗東担当))

皐月賞「三強」は幻だったのか……日本ダービー(G1)へ向けて、浮かび上がる「現状」と「課題」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 岩田望来「素行不良」で追放されても重賞4勝目ゲット! 減量トラブルや夜遊び発覚した「問題児」が干されなかったワケ
  2. 武豊命名「5爺」に激震走るナンバー3の卒業…有馬記念でメジロマックイーンを撃破、迫られる「欠員補充」の最有力候補とは
  3. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  4. 武豊「スキャンダル」「ケガ」など揺れに揺れた2017年。弟・幸四郎騎手「引退」から小浦愛「不倫疑惑」、そしてキタサンブラック「大団円」までをプレイバック!
  5. 武豊復活の裏側に19年前の運命の「出会い」キズナにキタサンブラック……キャリア最大の逆境に2つの「幸福」を届けた偉大な胡蝶蘭
  6. 府中の大ケヤキ、実は「偽名」だった!? 伐採試みた作業員が死亡、サイレンススズカも散った「魔の第3コーナー」の怪、ダービーが行われる東京競馬場の都市伝説に迫る
  7. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  8. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  9. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  10. JRA崖っぷち調教師東西編~的場均・古賀史生・柄崎孝・本間忍ほか~