JRA「どこで本気出しとんねん!」岩田康誠にあの逆神がまたしてもブチ切れ! 前回に続く裏切り騎乗に恨み節

 先週末、中山競馬場で行われた京成杯(G3)は、菅原明良騎手の6番人気オニャンコポンが優勝。2010年に同レースを制した父エイシンフラッシュとの親子制覇を達成し、中山芝2000mの同舞台で開催される4月の皐月賞(G1)に向けて好発進を決めた。

 11着に敗れた前走のホープフルS(G1)からの巻き返しに成功したオニャンコポンだが、もはや競馬ファンにとってお馴染みとなったあの逆神は、またしても巻き返しに失敗してしまったようだ。

 その逆神とは勿論、お笑いコンビ霜降り明星の粗品(@soshina3)の友達こと生涯収支マイナス1億円君である。

 過去、本命に指名した馬が、悉く馬券圏外に敗れていることで有名な彼が、今回本命に推したのは、2019年セレクトセール当歳にて2億9160万円(税込み)という超高額で落札された超良血馬ホウオウプレミア(牡3、美浦・奥村武厩舎)だ。

 15日、YouTube チャンネル『粗品 Official Channel』にアップされたのは、京成杯を予想した動画。詳細については本編をご覧いただきたいのだが、京成杯で連対した馬が、本番の皐月賞で好走する例が少ないことに触れつつ、「久しぶりにこのレースからクラシック候補になりそうな馬」としてホウオウプレミアを高く評価した。

 2戦目の百日草特別(1勝クラス)で対戦したオニャンコポンの2着に敗れたものの、比較的楽な展開で抜け出した勝ち馬を最後まで追いつめたとして、内容的にはホウオウプレミアの方が強い競馬をしているとコメント。一方で近親が中山適性に不安のあることや、橙枠(7枠)に入った馬の好走例が少ないことも気にしつつ、これまでデメリットのデータに気付いて本命を変更すると、結果的によくなかったとして初志貫徹でいくことに……。

 だが、やはり“持ってない”人間に残酷な現実が待っていたのもいつも通り。

岩田康誠騎手

 騎乗した岩田康誠騎手も、各馬が一斉に動いた勝負所で動かないまま、ワンテンポツーテンポ遅れての追い上げ。道中で折り合いに苦しんだ影響もあってか、6着と精彩を欠いた。

 これには管理する奥村師から「見ての通り後手後手になって競馬になっていません」と、暗に騎乗批判を仄めかすかのようなコメントが出たほどだった。

 そして、この結果を受けて更新された16日の動画内では、「岩田ジョッキーが騎乗されてて……、お疲れさまです」と話したものの、続けて同日の最終レースについても触れずにはいられなかった様子。本命馬ホウオウプレミアを飛ばした岩田康騎手だったが、こちらでは積極的なレース運びで、9番人気ショウナンバービーで穴を開ける好騎乗を披露していたのだ。

「どこで本気出しとんねん!なんでやねん!」

 裏切られた直後のレースで好騎乗をした岩田康騎手に激怒した粗品だが、振り返ればつい先日のシンザン記念(G3)で本命に指名したビーアストニッシドも同騎手とのコンビで敗れた馬だった。このときも、「もっと前行けぃ!ボケィ!」とブチ切れたばかり。

 奇声を上げながら椅子から転げ落ちるいつもの終わり方で動画を締めた粗品だが、岩田康騎手との相性は、あまりよくなさそうだ。

(文=黒井零)

<著者プロフィール>
 1993年有馬記念トウカイテイオー奇跡の復活に感動し、競馬にハマってはや30年近く。主な活動はSNSでのデータ分析と競馬に関する情報の発信。専門はWIN5で2011年の初回から皆勤で攻略に挑んでいる。得意としているのは独自の予想理論で穴馬を狙い撃つスタイル。危険な人気馬探しに余念がない著者が目指すのはWIN5長者。

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