GJ > 競馬ニュース > 崩れ始めた「影の王」  > 2ページ目
NEW

JRA主導「大改革」により崩れ始めた「影の王」の絶対的権限!? 横山典・蛯名騎手に続き「アノ騎手」がエージェント制度に「不満」をぶちまけた!

【この記事のキーワード】, ,

 13日に発売された『競馬最強の法則・5月号』(KKベストセラーズ)によると、具体的にJRAが段階を踏んで行おうとしているのは、エージェント1人につき「騎手3人+若手騎手1人」という規制(2012年にJRAが定めた)を、さらに強化して「エージェント1人につき騎手1人」にするというものだ。

 その裏側にあるのは、明らかに力を持ちすぎたエージェントに対する”圧力”であり、もっといえばJRAは「エージェント制度の廃止」まで視野に入れている可能性もある。

 何故なら、今後「兼業」エージェントが認められなくなった上で、「専業」エージェントが「エージェント1人につき騎手1人」という規則に則って活動するとなれば、その収入が激減することは間違いないからだ。

 リーディング上位の騎手を担当するのであれば問題ないだろう。ただ、中堅以下の若手や新人騎手となれば、収入がままならないことは容易の想像できる。仮に契約した騎手が年間2000万円を稼ぎ出したとしても、エージェントの取り分はその内の10~20%が妥当なところだろう。

 年収300万円程度では、約8割の兼業エージェントで「今の職を捨ててでも専業したい」と思う人はいないだろうし、仮にそれ以上の取り分を要求すれば、今度は雇う騎手側のデメリットの方が大きくなってしまう。

 第一、担当が1人だと、その騎手が怪我などで乗れなくなれば、途端に無収入の危機に陥るケースもあるはずだ。

 つまり、JRAの掲げている方針通り事が運べば、実質的にエージェント業は成り立たない可能性が高い。そして、それをJRAも当然ながら把握しているところが、今回の問題、いや「改革」の大きなポイントといえる。

JRA主導「大改革」により崩れ始めた「影の王」の絶対的権限!? 横山典・蛯名騎手に続き「アノ騎手」がエージェント制度に「不満」をぶちまけた!のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
  2. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  3. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
  6. JRAヴィクトリアマイル(G1)至高の”1000円”勝負!現場ネタが導く「アノ伏兵」が波乱を!?
  7. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  8. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  9. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  10. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬