シャフリヤール天皇賞・秋から現役最強へ!タイトルホルダー、エフフォーリアに挑戦状

30日、東京競馬場では中距離路線の頂上決戦となる天皇賞・秋(G1)が行われる。
今年はG1馬が5頭集結しただけでなく、G1勝利こそないものの、春のクラシック戦線を賑わせた3歳の強豪も参戦を表明。楽しみなメンバーが揃った。
JRAはレースに先駆けて、登録馬のプレレーティングを発表。これは競走馬の能力を国際的に統一された基準で客観的に数値化したもので、メンバートップの評価を受けたのがシャフリヤール(牡4歳、栗東・藤原英昭厩舎)だ。
同馬は言わずと知れた昨年の日本ダービー(G1)優勝馬。その後、3歳秋は古馬との戦いで勝利こそなかったものの、今年初戦となったドバイシーマクラシック(G1)で復活V。ダービー馬の威厳を示した。
6月のイギリス遠征はプリンスオブウェールズS(G1)で5頭中の4着に終わり、今回が昨年のジャパンカップ(G1)以来となる国内での戦い。実戦自体も4カ月半ぶりとあって、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか注目が集まる。
本賞金ランキングは4歳馬が2トップとして競馬界を牽引
1年前の春に世代の頂点に立ったシャフリヤールだが、ダービーで破ったエフフォーリアが天皇賞・秋と有馬記念(G1)を連勝。古馬の一線級を撃破し、年度代表馬にも選出されたことで、秋の間に逆転を許す格好となってしまった。

しかし、そのライバルは今年の春になって大阪杯(G1)を9着に敗れ、宝塚記念(G1)でも6着に沈むスランプに突入。“現役最強馬”としてのプライドを傷つけられた中、代わって頭角を現したのがタイトルホルダーだった。
こちらは皐月賞(G1)でエフフォーリアの2着、日本ダービーで6着に敗れていたものの、秋の菊花賞(G1)でクラシックのタイトルを獲得。暮れの有馬記念で5着に敗れたものの、年を越して天皇賞・春(G1)を圧勝すると、続く宝塚記念も勝ちタイムでコースレコードを叩き出し、一躍トップホースの仲間入りを果たした。
現役馬の本賞金ランキング(平地)を見ても、トップはタイトルホルダーの7億4600万円。次いでエフフォーリアの6億9510万円となっており、4歳馬が2トップとして競馬界を牽引している。
この状況を、同世代のダービー馬が黙って見ているわけにはいかないだろう。シャフリヤールの本賞金はここまで3億3760万円。前を行くライバルとは大きく差をつけられているが、同馬が歩む今秋のローテーションは天皇賞・秋からジャパンカップという2連戦。それぞれの1着本賞金は「2億円」と「4億円」だ。
もし2連勝となれば、一気に6億円が加算されて9億3760万円となり、悠々と2頭を上回って首位に立つことができる。ライバルはともに「有馬記念」を目標に挙げているものの、その動向は不透明となっているだけに、ダービー馬の意地を示す絶好のチャンスと言える。
また、本賞金には含まれないものの、ジャパンカップには“褒賞金”というボーナスもかかる。
同レースは世界各国から一流馬を招き入れるべく、指定された国外のビッグレースで勝利を収めた馬にはJRAから「国際交流競走出走馬に対する褒賞金」が交付されることになっており、これは日本調教馬にも適用される。
シャフリヤールは指定競走のひとつであるドバイシーマクラシックを勝利しているため、もし今年のジャパンカップを勝つことができれば、本賞金の4億円に加え、褒賞金として200万米ドル(約2億9700万円)が上乗せされるのだ。
生涯獲得額で10億円超えとなれば、現役馬に限らず歴代の名馬たちにも肩を並べる新たな勲章となるだけに、歴史に名を刻むという観点からも“勝負の秋”となる。
世代の頂点に立った府中の舞台で、名実ともに“現役最強馬”の称号を掴み取る。まずはその第一歩となる天皇賞・秋でどんなパフォーマンスを見せるのか、シャフリヤールの始動戦から目が離せない。
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